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ジョージア・オキーフとふたつの家―ゴーストランチとアビキュー

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  • サイズ B4判/ページ数 256p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784040680262
  • NDC分類 723.53
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ここは私の居場所。心が静かです。私の皮膚がこの土に近いと感じる。

晩年のオキーフが本当に望んでいた人生を、詳細な調査とデータ、写真、それにオキーフがこの地を得たからこそ描けた傑作絵画によって紹介してゆく。オキーフ美術館の学芸員ラインズと最期まで仕えたロペスの共著。
ニューヨークで成功したオキーフだが、本来の自分ではなかった。オキーフの魂が渇望したのは、荒々しいゴーストランチの自然と、緑豊かなアビキューの土地だった。おの土地を得て、オキーフは数々の傑作を生みだしてゆく。ニューメキシコのふたつの家は、無駄がなく、虚飾がなく、シンプリシティが重んじられ、すべての物が調和している。アメリカ現代美術のカリスマ、ジョージア・オキーフが62歳から亡くなるまでの三十数年を過ごしたふたつの家を詳細に語った初めての本。写真230点。絵画33点収録。

内容説明

ニューヨークで窒息しかけたオキーフの魂が潟望したのは、荒々しいゴーストランチの自然と、緑豊かなアビキューの土地。ニューメキシコのふたつの家で、オキーフは数々の傑作を生み出してゆく。虚飾がなく、シンプリシティが重んじられ、すべての物が調和した家。アメリカ現代美術を代表するジョージア・オキーフが62歳から亡くなるまでの三十数年を過ごしたふたつの家を詳細に紹介した初めての本。写真230点、絵画33点収録。

目次

ジョージア・オキーフとふたつの家 ゴーストランチとアビキュー
アドービ(日干し煉瓦)の家 ベバリー・スピアーズ
ゴーストランチの家
アビキューの家

著者等紹介

ラインズ,バーバラ・ビューラー[ラインズ,バーバラビューラー] [Lynes,Barbara Buhler]
アメリカ、ニューメキシコ州サンタフェにある「ジョージア・オキーフ美術館」の学芸員。ジョージア・オキーフ美術館リサーチセンター内“エミリー・フィッシャー・ランドー部門”の部門長

ロペス,アガピタ・ジュディ[ロペス,アガピタジュディ] [Lopez,Agapita Judy]
オキーフの晩年、オキーフの家に住み込み、オキーフの死まで傍らに仕えた。ロペスの祖父は、オキーフが絶大な信頼を寄せていた庭師兼建物管理人のエスティベン・スアソである。アビキュー歴史的建造物(アビキューの家)の責任者。ジョージア・オキーフ美術館の版権部部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

98
ニューヨークで1916年スティーグリッツと出会い、有名になり、27歳歳上の彼と結婚した。しかし1932年都会で精神を病み、ニューメキシコのゴーストランチで魂が生き返る。1934年にその土地に住み、彼の死後アビキューで廃墟を建て直し、1947年以降終の住処とした。96歳でこの街を離れるまで。現在「ジョージア・オキーフの家とアトリエ」として歴史的建造物に指定された。当時の写真と今を比べつつ、後半生の作品群が生まれた場所を紹介している。「この家もわたしが人生で行ったおかしなことのひとつです」ジョージア・オキーフ2023/11/09

Shoko

23
図書館本。ジョージア・オキーフが生涯の後半30数年を過ごしたニューメキシコ。そこに2軒の家を持ち、素晴らしい作品を世に生み出した。 アトリエの一枚ガラスの見晴らし窓。前には牛?羊?ジョージア・オキーフの絵のモチーフにもなっている、何か角のある動物の頭骨。窓の向こうには「この国の一番美しい景色。赤い、黄色い、ピンク色の崖」がぴったり収まる。よく見ると、手前には雪が積もっている。美しい、美しい景色。ゴーストランチとアビキュー、どちらの家もオキーフ自身の醸し出す凛とした美しさがよく現れている住まいだと思った。2020/10/30

ねこ

7
ジョージア・オキーフが暮らしたふたつの家と、彼女がこれらの家で描いた作品が紹介されている。ひとつの家は、人里離れた絶景のなかに(装丁の写真)、もうひとつは人里からそれほどは離れていなくて、小川があり、菜園のある家。わたしだったらどっちに住むかな。やっぱり絶景の代わりに、暮らしやすさを求めるかな。ふたつの家は、どちらもそれ自体が作品といえそう。それほどまでに素晴らしい。絵では「月のある空」「黄色い地平と雲」がよかった。オキーフ展、やってほしい。2016/03/23

ソレちゃん

4
自分の信念に従い、厳選された空間が美しい。自立した生き様が、とても素敵。一度きりの人生、自分に偽らず生きていきたいと思った。それにしても、面白い夫婦関係だ。2017/05/07

バーベナ

2
『自分で始めた女たち』に登場した方の、憧れ人として出てきた女性画家:ジョージア・オキーフ。ほんの一言だけの紹介だったけれど、なんだか気になって。彼女は、62歳からニューメキシコに隠居して、二つの家を修復して住んだ。その軌跡が丁寧に綴られている。ニューメキシコの乾いた大地に建つ、日干しレンガの平屋。湿度の低いカラッとした空気感と彼女の生き方佇まいに引き込まれる。なんて素敵なんだろう。 2024/11/22

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