出版社内容情報
嬉しくても悲しくても感動しても頭にきても泣けてくるという、喜怒哀楽に満ちた日常、愛する音楽・本への尽きない思い。『サラバ!』で多くの人に「信じる勇気」を与えた西加奈子の6年分のエッセイが詰まった一冊。
内容説明
私って、生きてきたんだなぁ。嬉しくても悲しくても感動しても頭にきても泣けてくるという、喜怒哀楽に満ちた日常、愛する音楽・本への尽きない思い…。『サラバ!』で多くの人に「信じる勇気」を与えた西加奈子の6年分のエッセイがギュッと詰まった一冊。
目次
第1章 日々のこと(かなこです;恋する般若;色気入札中 ほか)
第2章 音楽のこと(どんな音楽聴くの;こどものこえ;無人島にて ほか)
第3章 本のこと(私の美しさ;鮮やかな裏切り;3本柱 ほか)
著者等紹介
西加奈子[ニシカナコ]
1977年、イラン・テヘラン生まれ。エジプト、大阪育ち。2004年『あおい』でデビュー。05年『さくら』が大ベストセラーに。07年『通天閣』で第24回織田作之助賞、13年『ふくわらい』で第1回河合隼雄物語賞、15年『サラバ!』で第152回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
361
★記念すべき1,000冊登録は一昨年からのマイブーム西加奈子の最新エッセイです。どれも楽しく読めましたが、第1章「日々のこと」の中の「体毛カースト」が一番のオススメです。第2章「音楽のこと」、第3章「本のこと」も面白かったですが、西加奈子と共聴、共読が少なったのが大変残念です。次回は西加奈子の小説の最新作を読みたいたいなぁ!2015/09/24
hiro
246
西さんのエッセイ集。先週、NHKのTV番組「探検バクモン」の「プロレス 愛してます!」の回に西さんが登場し、そのプロレス女子ぶりを観た後すぐにこの本を読んだため、猪木、藤波、マサ斉藤が登場しプロレスのことが書かれたエッセイが多いことに納得する。そして、音姫、体毛カースト、小林製薬のネーミングなど、笑ったり、そうそうとうなずいたり、面白く読めた。一方、第3章の「本のこと」では、西さんの本を紹介する文章がすばらしいく、特に実際に読んだ本について書かれたものによって、鮮やかにその本のことをよみがえらせてくれる。2015/10/08
❁かな❁
223
めっちゃ内容盛り沢山のエッセイ♬大好きな西加奈子さんの作品を読むのは18作目!西さんのエッセイを読むのは3作目。6年分のエッセイとのこと*「日々のこと」「音楽のこと」「本のこと」の3つに分かれています!やっぱり日常のことがめちゃくちゃ面白かったです★いくつかツボにハマったのは外でしたがふき出してしまいました(笑)恥ずかしかったです\(//∇//)\「私だけ」「濡れた反転」など特に笑ってしまって。本の紹介も大変興味深く読みたい本がまた増えてしまいました♪少しずつそちらも読んでいきたいです!楽しかったです♡2015/12/03
初雪ハロー
170
読みやすく、共感できるものもありました。オススメの一冊です。2019/04/13
修一朗
164
「ふくわらい」や「肉子ちゃん」のコトバ選びにすっかり感心したクチなので,エッセイは?と見てみれば,当人は文章にできそうなネタを虎視眈々と狙っている作家さん、なのでした。西さんの小説と同じく自意識だだ漏れっ!ってエッセイがやっぱり面白い。それとお約束の関西人気質。たーとーえーてーとかオロシ枝なんてそのままコントのネタになるじゃん。音楽のとこは飛ばし読み。「なんだってクソの勝ちだ!」にえらく共感だ。そう思わないと自分が可哀そうだよね。実際にはそんなに割り切れるもんじゃないけど,そう思うことにしよう。2015/11/28