内容説明
晩年を過ごしたバーモント以上に広大なニューハンプシャーの農場で、若い母親ターシャは4人の子育てを楽しみ、数えきれない動物の世話をし、農作物を作り、絵本作家の仕事をした。働くことと楽しむことの絶妙なバランス!
目次
キッチン
室内でガーデニング
新年の祝い
音楽の楽しみ
本読み
人形遊び
バレンタインデー
ワシントンの誕生日
メープルシロップ作り
お茶の時間〔ほか〕
著者等紹介
テューダー,セス[テューダー,セス] [Tudor,Seth]
絵本作家ターシャ・テューダーの長男。1965年バーモント州マールボロ大学卒業後、教師の職に就くが、一念発起して大工に転向。バーモントのターシャの家を、重機を使わない18世紀と同じ工法で建てる。一人暮らしのターシャを助け、最期を看取った。マールボロの自宅兼工房で家具製作を行いながら、ターシャの家と庭を管理している
食野雅子[メシノマサコ]
国際基督教大学卒業後、同大広報部、サイマル出版会を経てフリーの翻訳家に。小説、児童書、写真集など訳書多数。2013年、ターシャの本の出版に共に関わってきたブックデザイナー出原速夫と、山梨県北杜市に「ターシャ・テューダーミニミュージアム」を開設。翻訳業のかたわら、ターシャの生き方や魅力を伝える活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エンリケ
38
高名な絵本作家ターシャ=チューダーの長男が書いた家族の歳時記。アメリカの田舎で農場を営み、自給自足に近い生活をしていたターシャ一家。彼女は季節を楽しむ天才だった。庭には様々な花が彩り、季節毎にイベントを企画する。子供達には手作りのお菓子やおもちゃ。娯楽の少なかった時代だが、この一家は飽きる事なく日々を過ごしていた様だ。晩年の彼女はガーデニングでも有名。僕もその庭に憧れる者の一人だが、上記のイベントを実行するバイタリティーにも舌を巻いた。その源泉はひとえに家族の笑顔を見たいから。古き良き家族像にほっこりした2018/03/17
ochatomo
14
ターシャさんが愛した庭を2008年没後管理する長男セスさんが72歳時に少年時代をふりかえったエッセイ 月毎に書かれ、絵と写真が添えられて読みやすい 男の子らしい甘えが感じられ、長女ベサニーさんの著作にはなかった具体的記述が興味深い ペットの動物の数がものすごい 原題“Memories of Tasha Tudor, My Mother” 元本2014年 2014刊2019/11/08
今夜は眠れない
12
すごい。生活そのものを楽しむ‼️ターシャには全てが遊びであり創造だったのかしら。息子の視点からの話。 この3.4年ターシャのダイアリーを使っている。彼女のさりげない一言にハッとする事がある。2015/07/08
えがお
8
ターシャが最後に住んだ家も 建ててくれた ターシャの後長男セスさん著作 主にセスさんの 子供時代の思い出から ターシャの 在りし日の姿を伝えるという本 母が大好きでミュージアムも一緒に行ったほどだけど、個人的には 文章がベースのこの本よりも やっぱり写真がたくさん入っているムック本の方が好みかな2017/06/28
ろばこ
6
長男セスの目から見た母ターシャ。暮らしを誰よりも楽しんでいたターシャ。なかなか真似はできないけれど、憧れます。人形の洋服の通信販売とか可愛すぎる。2015/07/26
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