内容説明
若き検察官、七階堂大樹(ななかいどう・だいき)。体制に取り込まれた彼は、上司に命令され、無実の者を死刑に導いてしまう。法廷を出た大樹を待っていたのは、包丁を持った被告人の家族だった。胸を一突きにされ、死を覚悟した瞬間、彼の視界が歪む。気が付くとエルフの巫女・エレナによって、人間が亜人を支配する世界に召喚されていた。そこは、なぜか日本の法律が適用され、六法全書が聖典のように扱われる世界。見せ物と化した裁判で、亜人たちは次々と不当判決を受け、処刑されていく。彼らを救うため、大樹は立ち上がる。敵は魔法をも裁判に持ち込む無敗の検察官。大樹は現世で得た知識だけを武器に弁護士(バリスター)として圧倒的に不利な状況に立ち向かってゆく―。
著者等紹介
季菜こもち[キナコモチ]
法務博士の学位を所持し、シナリオライターとして各メディアで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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