内容説明
日本古来の厄除け、厄払いの知恵50。読んですぐ気軽に出来る、運気上昇イラストエッセイ。
目次
第1章 いただく(一年の無病息災にお屠蘇を飲む;縁起のいい水を飲む ほか)
第2章 ふるまう(幸せを招く清めかた;通過儀礼の意味 ほか)
第3章 出かける(お囃子の力;一度は訪れたいお伊勢さま ほか)
第4章 飾る(かんざしで災難を逃れる;鈴の音で清める ほか)
著者等紹介
広田千悦子[ヒロタチエコ]
文筆家。うつわ・ことば・絵の作家。三浦半島の西海岸に暮らし、にほんの歳時記・暦・式、日々の暮らしの中にあるたからものなどをテーマに新聞や雑誌でイラストやエッセイを連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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美登利
80
田舎に住んでるゆえに、習わしは未だに残り、やってることも知ってることも多くありました。神様、仏様を奉り、そこに仕えるように毎日を如何に清らかに生きるか。なかなか難しい現代ですよね。始まりの意味、ならわしの起源を知ると、日本人は繊細なんだなぁとつくづく感じます。地域的なものもあり、やれないことも幾つかあるけれど、自分が続けていることは後の人に伝えていけたら良いなと思います。メディアファクトリーの本なので、見開きがイラストと文章の頁になっていて読みやすいと思います。2016/08/28
アクビちゃん@新潮部😻
35
【図書館】特に特別な事をする訳ではなく、一年の無病息災にお屠蘇を飲む、旬のものをいただくなどして、自分のまわりの場を整え、邪気を払い、自分にできることを積み重ねていく。すると、福が自然にもたらされるそうです。風鈴の音の届くエリアは魔から守られるそうなので、今年の夏は風鈴を飾ってみよう♪ そんな季節を楽しみながら、福を重ねていこう〜!2017/03/14
森の三時
25
いにしえの日本人が、自然を慈しみ、四季を楽しみ、年中行事の中に小さな福を呼び込みながら暮らしてきた姿が書かれていました。日本人の考えてきた福とは「特別なことをして特別な人だけが手に入れることができるもの、というよりも自分やまわりの場を整え、邪気をはらった上で、自分にできることを積み重ねていけば、自然にもたらされるもの」なのだそうです。若い頃は、和のならわしは古臭く感じていましたけれど、今の私には目指している丁寧な暮らしに取り込めそうな気がしました。2017/02/26
おれんじぺこ♪(16年生)
23
最近気になる広田さんの本を見つけたので借りてみた。古くから日本人がする「四季を楽しむこと」には福を呼び込むという作用もあるんだ、というようなことを可愛いイラストとともに紹介しています。海外にもこういうことはあるだろうけれど、四季のある日本ならではのものもあり、最近あまり四季を感じられなくなった世の中に少し寂しさも覚えた。2020/06/29
ニャン
5
勉強になった。できることからやってみたい。2014/01/14