内容説明
謎の事故により、人気VRMMO『フェアリーテイル・クロニクル』と酷似した異世界に飛ばされた一部のプレイヤー達。その中の一人である生産職人・東宏(あずま・ひろし)は、高い料理スキルを有する藤堂春菜(とうどう・はるな)と共に、大国・ファーレーンにて自給自足の生活を開始。程なく、同じような境遇で異世界に飛ばされてきたプレイヤー達、そしてやんごとなき理由を抱えた王族の面々が加わり、大所帯の共同生活が始まるのだった。宏と春菜が作り上げる家具や料理は、彼らの生活を潤わせると同時に、様々な不安を掻き立てることになるのだが、当の本人たちは自覚のないありさまで…!?本来の目的であるはずの“元の世界へ帰る”はそっちのけで突き進む、モノづくり系異世界ファンタジー、待望の第二巻!
著者等紹介
埴輪星人[ハニワセイジン]
大阪府出身。趣味の二次創作小説などを経て、『フェアリーテイル・クロニクル』を執筆開始。ネットで話題となり、2013年9月に商業デビューを果たす。現役の町工場の社長でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
30
ゲーム内では老婆のアバターで魔術師をしていた新婚の達也。マッチョメンなアバターで宏の弟子となり生産スキルの修行をしていた事故と病気で寝た切りで入院していた達也の妹の澪。迷い人として王国に保護されていた真琴。そんな彼等が宏と春菜と合流。王国の姫達を苦しめる瘴気の原因を辿っていたら、、別の姫が容疑者に浮かんで来た。そんな重い話を横に、不思議植物ポメを赤カブのように漬物にしたり。カップラーメンを作ったり、狩りまくったワイバーンを美味しく調理したりするのが面白い。2021/08/14
まりも
16
異世界ファンタジーもので定番ネタではあるけど冒険よりも料理や生産といった方向を重視しているのは相変わらず。宮廷の陰謀に巻き込まれた事で今回は料理要素少なめではあったけど展開に暗さがないのでそこまで話が重たくならずにすんでますね。 そして完全に餌付けされたエルが可愛すぎて困る。王族サイドを食事で取り込み仲良くするとかなんか新しいな笑 料理については限界があるだろうし今後は戦闘にも期待したい。2013/12/13
アウル
16
面白かった。今回もやっぱり食事に重きを置いているな。カレーや温泉卵、温泉饅頭はまだわかるけど流石にインスタントラーメンを再現するとは思わなかった。ちょいちょいキナ臭い話が出てきているので次巻は戦闘がメインになるんだろうな。表紙にもあるポメを見ているとジバクくんを思い出すわ。2013/11/23
梅みかん
14
がっつり王宮関連の揉め事に関わることに。とかげの尻尾切りレベルとはいえ、敵との対人戦闘も初経験。宏の斜め上超人振りは相変わらずだけど、春菜も予想斜め上な能力が増えてる。 ご飯に目をキラキラさせるエルが可愛い。2021/10/11
わたー
13
感想埋め。1巻から引き続き典型的ななろう系作品。設定は積めばいいもんじゃあないし、ましてや、登場人物たちに語らせるだけ語らせてヨシ、とはならないんだが…
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