東京大学学問論―学道の劣化

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東京大学学問論―学道の劣化

  • 佐々木 力【著】
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  • サイズ B6判/ページ数 358,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861824753
  • NDC分類 377.28
  • Cコード C0037

内容説明

斜陽の帝国=東大再生は可能か?!近代日本の「国家貴族」養成所=東京大学は受験生のあこがれの的。だが、その国際的評価は低い。時の政府の「御用学者」を務め、原子力発電推進の中心的機構にして、異論を排除してきたこの大学に未来はあるのか。独立行政法人化以降、劣化の加速する東大内部の惨状を自身の処分事件と絡めて摘出する警醒と鼓舞のための書き下ろし。

目次

第1章 東日本大震災後の“国難”状況の中、衰退の局面を迎えている日本の高等教育(新自由主義体制下でどのような姿勢で学問論に挑むのか?;東京大学教師歴三十年)
第2章 「国家貴族」養成所としての東京大学―世界の大学の中の東大とその国策的在り方(ブルデュー教育社会学と「国家貴族」;日本の学問のネオリベラル・アーツへの改変 ほか)
第3章 国立大学教員処分頻発とその実態(法人化後の大学で頻繁に起こるハラスメント処分;始まりの構図―二〇〇三年夏休み直前 ほか)
第4章 原子力技術の国策的担い手としての東京大学(レッドパージは死せず;科学技術と現代政治 ほか)
第5章 未来の日本の高等学問のために(「大局の明」探究に資する学問の原点への回帰を!;高等教育現場のモラル的再生を! ほか)

著者等紹介

佐々木力[ササキチカラ]
1947年、宮城県生まれ。東北大学理学部数学科卒。同大学院で数学を専修したあと、プリンストン大学大学院でトーマス・S・クーンらに科学史・科学哲学を学び、Ph.D.(歴史学)。1980年から東大教養学部講師、助教授を経て、1991年から2010年まで教授。定年退職後、2012年から北京の中国科学院大学人文学院教授。東アジアを代表する科学史家・科学哲学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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_udoppi_

3
全共闘世代の文章の特徴として、事実の描き方が一面的で、自分自身への反省的な見方に欠けるというのがあると思う。新自由主義的大学改革批判には同意するし、多くの文献に基礎づけられた本書の東大診断(第一章)はそこまで外れていると思わない。しかし、話が自身のセクハラ処分問題に及ぶと急に陰謀論めいてくるし、折原-羽入論争への言及は極めて一面的であり、これほどの人が香山リカのような筋の悪い人の文献を肯定的に扱うのも不思議だ。大学、原子力、司法への個々の言及はいいが全体として牽強付会で客観的な検討に堪えない本だと思う。2014/07/09

Violaの錬金術師

2
いやまともに読んでないけど、自画自賛の嵐、主観てんこ盛りの抱腹絶倒の学問論といったところでしょうか。科哲の人たちはとりあえず123ページ以降のアカハラ問題だけでも読んどこう。自身の停職の経緯についてよくここまで書けるなと。村田純一先生と橋本毅彦先生disが怒涛のように押し寄せるけど、科哲研究室の見解では村田先生はむしろ佐々木氏擁護に回っていたと聞く。真相はどうなんでしょう。2014/04/15

Schuhschnabel

1
タイトルに惹かれて読んでみたが、期待していたような内容が書かれている部分はごくわずかだった。ただ、期待外れの部分も東大の内実を知るという点においてかなり楽しく読めた(無論これが100%真実であるとは信じがたいが)。2016/02/11

野村一夫:秘伝のタレは2度捨てろ

0
高名な教授が学内では不遇だったり問題ありのレッテルを貼られていること自体はよくあることだ。学内評価と学外評価のどちらがより信頼できるだろうか。大学教授は人柄でなるものではないし、組織内での人望でなるものでもないだろうと思う。ところが今はそうではない。コンプライアンスの名の下に組織人としての従順さが重視される。自分の頭で考えて実行する教員は何かと問題構築されがちである。私は本書を科学史的な学問論と思って読み始めたのでセクハラ疑惑は知らなかったので驚いた。こういう形で忖度しない精神は痛めつけられるんだな。2019/10/07

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