- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > メディアファクトリー新書
内容説明
学生数2300人足らずの、地方の地味な私立大学。偏差値37。しかし、そこの4年生たちが打ち続く就職氷河期のなか、次々に一部上場企業の内定を獲得して全国の大学関係者に注目されている。秘密は徹底したマナー磨きと「論理力」の底上げだ。少子化→大学全入→新卒の質の劣化→さらなる就活の激化という構造的な問題に「そこまでやるか!?」といわれながらも解決策を示し、ダメ学生に自信を取り戻させた「金沢星稜大学」の感動ノンフィクション。
目次
はじめに 「就活」は逆転のドラマ
第1章 どうしようもない大学だった
第2章 ますます狭まる「狭き門」
第3章 改革、発進
第4章 学生を選べる大学に
第5章 「訓練」は半年
第6章 人生は変えられる
おわりに 特別付録「就職は親で決まる」
著者等紹介
堀口英則[ホリグチヒデノリ]
1960年、石川県加賀市生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業後、リクルートで大手企業の新卒採用広報を支援する広報企画部営業マンとして活躍したのち、地元・北陸の大学を経て2003年、改称間もない金沢星稜大学で課員1人の就職課長に就任。ユニークな就職指導を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Taichi Ishihara
10
読了。徹底した主義と思想と方向性がある。高校生卒業してすぐのうちからこうして働く意識を植えてくれるのは非常に有効だと思う。放置しまくりの大学もあるけど、それが方針ならそれはそれでよい。とにかく明確にその大学の方針を打ち出せているところが好感が持てる。著者はリクルートOB。2014/02/04
ちんペー
9
割りに飄々と書かれている感じでサラッと読んでしまったが、生徒たちの意識改革もさること、各企業、学校側の調整ごとも並大抵のことではなかったと思う。作者の前向きな取り組み方にとても共感した。彼のような人こそ、真の教育者なのだと思う。2014/02/19
だんぶる
8
就活は20数年前に経験したが、今は変わってるんですね。勝手にがんばれではなく、心の面でサポートしていきたいと思います。就活生よりも、親御さんや就活をサポートする側の人間の心構えを考えるときにとっても参考になりそうです。2017/06/04
かやん
7
周りに流されてしまう学生を逆手にとって、真面目に頑張っているのが普通にしてしまい、良い風に変えていく。人は変われるし、誰もがより良くなりたいのだから…。著者のような改革者を迎えたい教育機関や企業は多いのでは?元気が出る一冊。2014/02/28
すぎねえ
7
おいらの一行/就職活動は極端な話、100打数1安打でいいのです。2013/11/21