感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tonex
4
ナボコフの講義用草稿を、死後に編者がまとめたもの。本書で取り上げられた作品は次のとおり。1.ジェイン・オースティン『マンスフィールド荘園』、2.ディケンズ『荒涼館』、3.フロベール『ボヴァリー夫人』、4.スティーヴンソン「ジキル博士とハイド氏の不思議な事件」、5.プルースト『スワン家のほうへ』、6.カフカ「変身」、7.ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』 ▼カフカ「変身」のみ読んだが、期待外れ。もっと鋭い分析を想像していたのだが、ほとんどストーリーを紹介するだけ。解釈部分も恣意的で全然納得できない。2015/12/27