- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > MF文庫J
出版社内容情報
『変猫』のさがら総が紡ぐガチでリアルなお仕事×年の差ラブコメ第4弾!
内容説明
「わたし、作家デビューが決まりました」―衝撃的な星花の告白を受けて、塾講師・天神は、冬燕と一夜の過ちを犯した。それはさておき、作家・天神は、自分が同業者であることを隠して出版社の受賞パーティーをやりすごそうとする。だが、彼の前に新たなJCが現れて…?「―ヤヤは神です―ヤヤノ才能を信じなさい―」「か、神を僭称するだなんて、悪魔はわたしへの挑戦ですか!?」…違うと思うぞ。光と影のJC作家二人に内から外から責められて、天神の作家業は一つの転機を迎える―。恋する教え子×冷ややか先生で贈る年の差ラブコメ第四弾!悪魔と天使と、神様か…。
著者等紹介
さがら総[サガラソウ]
1986年生まれ。第6回MF文庫Jライトノベル新人賞最優秀賞作「変態王子と笑わない猫。」にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
18
星花の作家デビューの受賞パーティーに同伴者として出席する中、自称神の受賞作家、ヤヤと出会う今巻。―――神か悪魔か、才能の賽は何を示す。星花のぶっ飛び具合と天神の胃痛がマッハで加速する中、更なる爆弾娘が登場する今巻。そんな今巻は、才能という不平等で格差を生む見えないものへと焦点を当てる巻であり、光と闇、それぞれの結果へ分かれ自分だけの結果を生み出していく子供達。そんな彼女達と世俗に揉まれ枯れた天神の比較が刺さるものを生み出している、心の揺れが更に止まらなくなってしまう巻である。 次巻も楽しみである。2019/03/27
ぶなぶな
17
ややややや。出版社の優秀賞を受賞した星花と大賞受賞者の新JC八谷屋夜弥。二人と関わった末、天神の選ぶ道は...という第4巻。「感情がないから」とヤヤはキャラクター作りのレッスンを天神に頼む。どんな世界にも、創作の世界でも、光と影が存在する。才能を持たない天神の主観は間違えていた。斜陽の作家業と諸々の優先順位の中で、しかし彼は全てを選ぶ。授業の合間に原稿を書いて、ポンコツクソ悪魔の光を見届けて、ダウナー天使に昼の歩き方を教えて、凡庸神様キャラの隣で影を行く。創作と教育は噛み合い始める。中学生って、最高だな。2019/04/04
Merino
14
星花のポンコツデレ化が進んだのは想定範囲内だったが、 天神がロ○好きの性を隠さなくなってきたのは意外だった。ブロッコリーのペペロンチーノって先生の好物だったのね、残念な人w。面白かったのは、前巻の冬燕と一夜を過ごした事の真相と顛末のすったもんだ。けど展開は徐々にシリアスへ。今巻、クソ悪魔の星花が遂に作家デビューを果たすがそこに新たなライバル『ヤヤ神』が現れる。最初は強敵かと思いきや、なぜか天神は後者の援護に回る。。。『29とJK』と同じ根のテーマが心を打つ。あと、解説はなかなかよく出来てると思った。2019/05/13
ツバサ
14
新キャラの八谷屋と天神がひたすら精神をゴリゴリ削られる展開だったが、最後に反逆を決意する熱さね。そして、星花はガチクソ悪魔になってて、痛い目に合わないかなと思ったり。続きが早く読みたいです。2019/03/28
ジャックン
12
本屋で裏表紙見た瞬間ギョッとしたけど二度見したら何も問題なかったね、うん。さて、今巻は星花のまさかの商業デビューから始まる作家業の光と影のお話でした。にしてもヤヤと星花の立ち位置が実は真逆だったとは。凡才と天才。この対比は少し辛かったな。クソ悪魔がガチモンとか怖いんだが。二人には是非、覆せるよう頑張ってほしいところ。フィクションなんだし少しぐらいは、ね。あと天神も己がスタンスを決定できたようでなにより。どうなっていくのだろう。とまあ、作家パートがシリアスよりなので初詣のシーンがただただ癒やしと化してたね。2019/08/04