出版社内容情報
懐かしくて、いとおしい。もう戻れないあのころの記憶を閉じ込めて
内容説明
懐かしくて、いとおしい。もう戻れない“あのころ”の記憶を閉じ込めて。写真家・岩倉しおり待望の初写真集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひいろ
19
まだ中学生なのに、なんだか懐かしい感じがしました。それぞれの季節に美しさがあって、見過ごしてきたものもたくさんあるんだと気がつきました。その時にしか感じることのできない気持ちをまとめてある写真集。 2022/04/06
ほじゅどー
11
★★★★★私たちはたくさんのことを見逃している。小さい頃から何度も来ている海がきれいだったこと、夜明け前の街が青白いこと、朝日と夕陽の色が違うこと、台風のあとの雲が特別なこと、雨上がりの夕日が眩しいほどの美しさだということ、そもそも光にはいろんな種類と色があること。そして同じ時は二度とないこと。2020/06/27
喪中の雨巫女。
11
《本屋》季節によって、青色も変わる。季節がある日本っていいなあ。2019/06/01
Hachi_bee
10
@Shiori1012 氏の第一作品集らしい。 twitterやinstagramなどSNSで出会い、気になっていた。一冊にまとまったものを拝見し、キャプションのない写真集から、見る人それぞれが自分で物語を紡げる。そんな1枚1枚の作品と構成がステキ。 ややコントラストを落として、ちょっとハイキーにすると同氏っぽい写真になるのかな?とも(←そんなに簡単なわけありません) http://iwakurashiori.wix.com/photo2020/08/30
Carol
9
きれいな写真。だけど、きれいなだけじゃない。写真を見ているだけで泣きそうになったのは初めてでした。見ているだけで、自然と自分がセーラー服を着ていた頃のことを思い出してしまって、懐かしさと寂しさで胸が苦しくなりました。「おわりに」に「写真を撮るうえで大事なこと。どれだけのことを見逃していないかだと私は思う。」と書かれていて、あぁだからこんな素敵な写真が撮れるのか、と思いました。2020/07/04