出版社内容情報
アルバイトで塾の講師として働く大学生のゆきは、ある光景をきっかけに幼かったころを思い出す。
母親はおらず父親と祖母に育てられたが、家庭のぬくもりなどない家の中で、いつもひとり孤独だった。
そして、中学3年生になったゆきは、初潮を迎えたことで徐々に母親に想いを馳せるようになる。
しかし、ある日、祖母の勘違いから母に関する衝撃の事実を知らされて……。
母親というよすがを失い、家庭の中で宙ぶらりんのまま愛情を知らずに育った子どもの、葛藤と成長を描いたコミックエッセイ。
【目次】
プロローグ/1話 三者面談/2話 救いの言葉/3話 初潮/4話 真実/5話 捨て子/6話 死と現実/7話 生きる意思/8話 決別/9話 祖母の手/10話 箱の外/11話 父の回想(前後編)/12話 祖母の告白/エピローグ
内容説明
アルバイトで塾の講師として働く大学生のゆきは、ある光景をきっかけに幼かったころを思い出す。母親はおらず父親と祖母に育てられたが、家庭のぬくもりなどない家の中で、いつもひとり孤独だった。そして、中学生3年生になったゆきは、初潮を迎えたことで徐々に母親に想いを馳せるようになる。しかし、ある日、祖母の勘違いから母に関する衝撃の事実を知らされて…。
目次
三者面談
救いの言葉
初潮
真実
捨て子
死と現実
生きる意思
決別
祖母の手
箱の外
父の回想(前後編)
祖母の告白
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
28
う~ん、主人公がお気の毒だったのは理解できるが、じゃあ誰が悪いのかと言うと・・・。仕事だけで子育てに苦しんでいる妻の手伝いを一切しなかった男。他に男を作って主人公を連れて出て行った挙句、その男に虐待された主人公を置き去りに返してきた元妻。仕事に忙しい息子のために主人公の面倒は見たが、愛情もない祖母。そうは言っても今まで育ててくれたし、父親は大学の学費を払ってくれた。一人息子を甘やかしすぎだと思う祖母は、父親の再婚と同時に老人ホームに入れられた。母親ってどうなったのだろう。2022/08/14
みなのん
18
子は親を選べないかぁ。昨今話題の親ガチャがよぎる。困っているけど、声を上げられない人もいるんだよなぁ。2022/03/10
itokake
15
未熟な親と祖母のせいで、早く大人になるしかなかった女の子の話。この女の子は著者?他の作品はBLで、この話だけがメモワール風。私はご本人のお話と思って読んだ。三者面談時に担任に言われた言葉は、一言一句そのままなんだろう。その言葉にどんなに救われたか。けど、父か祖母から聞きたかったんだろうな。自殺を考えた時、実行前だったが精神的には一度死んで生還。最後、父の目線、祖母の目線から同じ話が語られる。母の目線がないのは、まだ会えていないのか。いずれ母と対峙できたら、大きな荷物を一つ降ろすことができそう。2022/11/21
ごへいもち
12
電子版で読了
カッパ
11
子供がわにはこう写ったのかな。せつない。母親は最後まででてこんかった。2歳で親につれられてでて虐待。祖母に育てられるも愛はあたえられず。ちちおやは恋愛する。なんかなー2023/06/08
-
- 和書
- 海鳴り 〈上巻〉