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出版社内容情報
気鋭・杉浦次郎が描く
「感情がない」ロボットとすごす、
ココロときめく同居物語がスタート!
いつまでもずっと、
ふたりを応援したくなるような、
社畜リーマンと家事ロボットの
つつましやかな結婚物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
兵士O
19
ちょっと前、今はつぶれたビデオ屋で「こわれかけのオルゴール」という旧式ポンコツ女の子ロボが主役のアニメを借りて、そのロボのふらわーちゃんにきゅんきゅんしました。ただ、この30分アニメは僕にとっては泣けるラストで、今でもトラウマになっています……(汗)。この漫画を読んでそんな昔の記憶を思い出しました。ミーナちゃん、可愛いわ~ん。尽くす性格ス・テ・キ。ヲイ!社畜のタクマさんよ、ミーナちゃんを大切にしなかったら、俺がお前をぶち殺すぞ、コラァ! ……という訳で、ミーナちゃん、幸せになってね。約束よ。絶対だからね!2020/12/21
蛇の婿
17
この辺の話は日本ならではではないかと思うのだ。海外だと同テーマでも人間との違いから大概悲惨な話に発展してゆく。日本の場合明らかにそういうものを愛でる話になってゆくのは日本人として実に誇らしい。キリスト教的な人間に似た人間でない物は禁忌的な観念と日本のあらゆるものに神の宿る観念との土壌の違いであるとかイロイロ理由としてはあるのかもしれないのだけれどもここは一発こまけぇこたぁ抜きにして可愛らしいこの不思議な存在と主人公の行く末を微笑ましく見守るのが正しい読み方だよねぇ。楽しく読了。2020/03/08
Liuche
13
ロボット系だとは思わないで読み始めてハマった。2022/01/07
みやしん
13
愛とは/安らぎとは/伴侶とは何か?人間×ロボットの恋愛物はいくつかあるが、やはりそれらは疑似的な範疇に括られるケースが多く、成就する場合は大抵アダルト系(偏見)か受肉の結末。結婚生活に性交を伴わなければ、安心のコミュニケーションが築けるなら、二人の関係に異議を挟む隙が見当たらない。会話と家事ができ「夫婦」を学習していく嫁。機械体制約の多さも含め異種愛に正面から挑んだ、見る者の価値観を問われる意欲作。とここまで大袈裟に言ったが、実際の内容は夫婦の支え合う日常。
ささやか@ケチャップマン
11
きっと大したことはしてないんだけど、さらっときちんとやってるからすごい良い漫画になっているんだと思う。中古で買った家事用ロボットであるミーナちゃんと、「彼女」を好きになった主人公のお話。ミーナちゃんはロボットで当たり前だけど感情がないはずなのに、「彼女」の行動の端々に主人公や読者らは感情を読み取る。かつてBLEACHでは心は人と人の間にあるみたいなことを言っていたが、主人公とミーナちゃんの間にも、きっと心があるのだろう。2020/03/07