BRIDGE COMICS<br> 国宝のお医者さん 〈2〉

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BRIDGE COMICS
国宝のお医者さん 〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 180p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784040643069
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nyah

37
押海の姪の恵の夏休み自由研究に五條の見学と裏打ち体験。遺品の屏風を売るために修理ではなく、新たな持ち主の為にという話をして菩提寺に寄付するからと修理をして欲しいと改めて頼まれて請け負う話。五條の父親は未成年の五條を残して出奔したが、その父が修復した掛軸修復を断っていたが、押海の言葉で引き受ける事に。 /文化財保存は大変だ。寺の存続の為に売られる事も、蒐集家の事情で散逸する事も。そして物が劣化する時間を修復により止める技術も後継者不足が。千年以上昔の物が見られるのは各時代の技術者のバトン受け渡しなんだなぁ。2022/06/04

瀧ながれ

23
そう言われてみると屏風って、当時の人が普段使いする道具なので、汚れたりよれたり剥がれたり破れたりしてて当然なのに、美術館に展示してあるものはすべて美しいの、修理がされているんだよね。知ってるつもりだったけど、鑑賞するときに意識したことないなあ、それだけ自然に直されているんだろう。文化財を修理する手順や道具について丁寧に描写され(こども記者の登場はうまい!)、たいへん興味深く読みました。対してキャラクターの背景の掘り下げが駆け足だった印象ですが、文化財を修理する意味へと繋いだのがさすがと思います。2021/03/09

JACK

10
☆ 古い書物を修復する専門家「装こう師」の五條と親しくなった学芸員の押海。とある文化財の修復の依頼が五條の元に来るのだが、それは五條の父親が過去に修復したものだった。父との確執、五條がなぜこの仕事に就いたのか、彼の過去が描かれる完結巻。何百年もの長い時間を経た文化財に描かれた昔の生活や風習などの重さを感じられる作品でした。2巻で完結してしまったのは残念ですが、魅力的な物語でした。2020/11/21

ちほ

6
そうかあ…2巻で完結してしまうのか…。まだまだ物語は始まったばかりで楽しみにしていたのに…。続けていくには色々な事情があるのか…。万人受けする内容ではなかったという事なのかな…。さみしいの一言に尽きる。。でも、文化財やそれに携わる人々に光を当てて題材に取り上げてもらえたことがとても嬉しい。生きて行くために絶対に必要なものかと言われたらそうではないかもしれない。しかし、生きて行くための心の拠り所になりうるものである。大切に伝えていきたいと改めて思うのであった。2021/01/17

E

3
以前掛軸工房で働いていたので、掛け軸の作り方は承知している。 上司が修復なども引き受けていたので、時々その様子も垣間見ていたことを思い出す。 原本と似たテイストを残しつつ、また、長時間保管できるものに仕立て直す技術、失われてほしくないな。 日本の文化って、素晴らしい。 日本に限らずか。 その一部が垣間見える漫画が読めて嬉しかった。2023/07/23

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