出版社内容情報
犬にほえられ、旅人の着物のもようの鳥が逃げ出した。それを追って旅人は、野を越え山を越えて・・・。 5才から一般むき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
293
赤羽末吉の絵本。今回はほとんど絵だけで展開する。案内役は歌舞伎の奴スタイルの男。先導役は着物の柄から抜け出したスズメたち。オープニングは春爛漫の街道筋。そこからは廿浦浦を逃げるは追うはのスピード劇。北斎の赤富士も乗り越えて、薄の野原もかきわけて、秋の実りを楽しんで、雪の中をも追いかけて、大団円にたどり着く。言葉がないので読み聞かせはできないけれど、子どもたちと一緒に絵を1点1点楽しむのも大いに楽しそうだ。そして、絵は疾走やスピード感をも表現できるのである。2024/02/04
yomineko@ヴィタリにゃん
47
大好きな読み友様からのご紹介本です📚ミサ様、心配していますよ😢😢😢さて、文字がほとんどない絵本だからこそ赤羽先生の腕が冴え渡る!!!そら、逃げろ!着物の模様の鳥も一緒に逃げている(笑)最後にクスっと笑えるので再読すると更に旨味が増すと思う(#^.^#) 2024/07/27
毒兎真暗ミサ【副長】
28
窮屈に感じたら、そら!お空に逃げて、いいんだよ。着物の絵柄の鳥たちが、一斉に逃げ出した。野をかけ山を超え猿に会い。ほんとうは、そうゆうことなんだね!移動中は楽しもう。好奇心と空想で、風景も自分のデザインに変えていい。馬に会ったよ!さあ、ここからが本番だ!!2024/04/12
メタボン
26
☆☆☆★ 着物柄の千鳥が飛び出し、日本の四季を駆け巡る絵巻。横長に展開される絵が躍動感あふれる。2016/04/10
遠い日
21
ほとんどことばのない絵本。着物から逃げ出した柄を追いかけて、どこまでも。野越え山越え、春、夏、秋、冬。終わらない追いかけっこのなかで出会ういろいろなもの。赤羽末吉さんの動きのある絵がすばらしい。2016/02/11
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- 和書
- ひっひっひくしょーん