出版社内容情報
食べるものに困って、弟のイワンは兄のイワンのところに行きますが?。素朴で味わい深いロシアの民話。 小学校低学年から
内容説明
この絵本で紹介するのは、おなじイワンという名まえをもちながら、まったくちがう境遇の兄弟をめぐる物語で、スケールの大きな構成になっており、魔法もふんだんにでてきて、昔話の楽しさがいっぱい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
21
ロシア民話、こういうお話は各国どこにでもあるものですね。同じ兄弟で金持ちと貧乏、金持ちは嘘つきで人柄が悪いなんて言うのは定番です。それに付けて貧乏人はお人好し。画もロシア人の方が描いたのかしら?と思うほど特徴的でした。2013/10/12
たまきら
19
図書館放出本。バカがつくほど正直でいいやつで貧乏なイワンにようやく常識を叩きこむ相手がおかしい。この手の話が子供の時から好きだった。盲信や盲従、盲愛にいまでも懐疑的な自分だが、子どもの頃からそうだったのかなあ。オタマさんはおひさまのえがやだ、と逃亡。自分の本棚にこそっと戻す。2016/06/03
みっちぃ
12
有名なロシアの昔話。イワンたちは兄弟だけど、欲張りな兄の金持ちイワンと、馬鹿正直でお人よしな弟貧乏イワンのおはなし。こういう設定は、兄弟同士ではなくても「やさしいじいさんと欲張りなとなりのじいさん」みたいに、日本の昔話にもよくある設定。魔法が貧乏イワンを助けてくれる。2018/11/25
紅花
9
金持ちイワンと貧乏イワン兄弟登場で「でたでた〜」貧乏イワンお宝ゲット、欲張り金持ち兄が・・・・「きたきた〜」親子でワクワク。同じ事の繰り返しがあっても、最後の結末は予想がついても、どういう巻き返しかそれが気になる。やっぱり昔話は面白い!お話はやや長め。絵がまた訴えてくる。2014/03/12
なつきネコ
8
昔話の典型みたい。どこの国でもこういった話はあるんだな。金持ちイワンは貧乏イワンをいじめる理由がよくわからないな。北風、太陽、吹雪という自然現象は大変。貧乏イワンもその後で、北風、太陽、マローニおじさんを追いかけて、文句をいう暇があるんだな。そんな暇があるなら稼げよと金持ちイワンは思ったのかなとゲスな目でみてしまう。しかし、貰ったものを奪うあたりに金持ちもかなりゲスだと思う。しかし、いつまでも、やられてばかりではないということだな。2022/04/24