偕成社文庫 車輪の下

ヘルマン・ヘッセ/秋山英夫

偕成社（1977/04発売）

• サイズ 新書判／ページ数 290p／高さ 18cm
• 商品コード 9784038501609
• NDC分類 K943

出版社内容情報

おとなの虚栄心と無理解な教育の重みにうちひしがれて逃亡の一路をたどるハンネ少年。詩人ヘッセの自伝的色彩の濃い名作。　　　中学生から

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[takaC]

秋山英夫訳では初読。前に読んだのは実家にあった「少年少女世界の名作文学（小学館）」のドイツ編のどれかに収録されていたものなので30年くらい前のこと。今読んでもやっぱりエンディングには沈むな。

2013/08/23

[テツ]

古本で見かけて表紙が気に入り購入。『車輪の下』自体は何十回も読んでいるけれどこの方の訳で読むのは初めて。ハンスは車輪の下に轢かれ犠牲になった。自分自身にとって今までの人生で押し潰されそうだった車輪とは何だったのか。そして自分は本当にそれから逃れることが出来たのか。ヘッセは前著作を通して、自分であれということと自分自身という物を探求し続けよということだけが言いたかったのだと個人的には思うのだけれど、特にハンスの生涯はそれを強く叩きつけてくる。

2015/03/15

[POCOT]

純粋で健康的な賢い少年が大人たちの都合(社会の車輪)の下敷きになってしまった、切ない話

2008/03/21

[うわばき]

しばらくうつ状態から立ち直れませんでした。 覚悟して読みましょう。

[Naccho]

叙情的な表現が多い。主人公ハンスが報われなさすぎてかわいそう。

2017/04/16