出版社内容情報
敗戦とともに3人の子どもをかかえて中国で生と死の間をさまよった著者の魂の記録,戦争の悲惨さや生きることの尊さを描く。 中学生から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
40
前回読んだのは中学生時代なので30年ぶりの再読(買ってから4年間積んでたけど)。この本をきっかけに藤原一家に興味を持ち、正彦のエッセイ(『若き数学者のアメリカ』他)や、寛人(新田次郎)の山小説(『剱岳』とか『八甲田山…』とか)を読むに至った運命の一冊。2012/08/30
VC
4
引き揚げの話。読みやすい文章なのですぐ読める。引き揚げの苦労は筆舌に尽くし難いだろうが、その断片だけでも読み取れる。2014/02/25
さくら🌸
4
意外と平易な文章で中学年でも読めそうなのが意外だった。“引き揚げ”の実情をここまで描いたものは初めて。壮絶の一言に尽きる。 そして やっぱり 母は強し!2008/09/25
yun0131
3
満州からの引揚げについての本。妻から勧められた。一気に読めた。2016/10/04
Koumei
3
題名がいい。とにかく題名がいい。中央公論版もあるけれども、こちらの方は字が大きいのがいい。でも、解説はいらないかな。中公版の方は、あとがきがあるのがいい。だから、二つとも読むのがいいのかな。2012/06/28