出版社内容情報
自由な旅暮らしを営む綱渡り芸人ドロテは、謎の銘がきざまれた金メダルの存在を知る。?冒険児ルパンに匹敵する女探偵の闘い。 中学生から
内容説明
4人の少年とともに自由な旅暮らしを営む綱渡り芸人ドロテは、莫大な財宝の伝説を共通してもつ人びとに出会い、〈イン・ロボール・フォルチュナ〉の銘が刻まれた金メダルの存在を知る。銘の謎をめぐって、残酷な手がドロテにのびる。財宝の闇を消し去るものはだれか!冒険児ルパンに比肩する女探偵ドロテの闘いははじまる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
3
別巻は、直接ルパンが登場しない。翻訳、解説は長島良三。解説で、 「カリオストロ伯爵夫人」の4つの謎の一つ、インロボールフェルチュナを「ドロテ」が解決する。カリオストロ伯爵夫人で 7本の枝の燭台を解決し、奇巌城で フランス諸王の富、三十棺桶島で、ボヘミア諸王の敷石 をそれぞれ解決。ルパンが直接手を出していないのは、このお話だけとのこと。その意味で、ルパン物語の付録にするのに適している。ラウールが脇役といて登場する。ラウールがルパンの別名の話。2013/03/28
α0350α
3
いつリュパンが登場するか、このラウールはリュパンかと思いながら読みましたが、良く見たら別巻となってましたね。それでもメダルに刻まれた言葉の謎、デストレイシェとの戦いでの大逆転とリュパンが出てこなくてもとても面白かったです。デストレイシェがもう少し強かったら更に楽しめたんですが、これで十分です。2012/03/20
cinos
2
綱渡り芸人ドロテは美人で賢くて度胸満点。謎の財宝をめぐって繰りひろげられる冒険の話。ドロテの完璧なヒロインぶりが素敵だった。200年たってよみがえる老人にびっくりした。2013/01/27
秋芳
0
『大空のドロテⅡ』を読む前に未読のコレを読んでおこうということで。古い翻訳本で読みにくさを感じたけれど、内容はシンプルな冒険活劇。ラストのさっぱりした感じは良かった。2013/05/20
RINKO 秋の夜長
0
『カリオストロ伯爵夫人』に出てくる、「カリオストロ4つの謎」の1つの解決編。 ルパンは出て来ないが、ルパンの変装名としてよく出てくるラウールがこの作品にも出てきており、これをルパンと考えても面白いかもしれない。2021/02/10