出版社内容情報
ルパンとイギリスの名探偵ホームズが、英知をかたむけて壮絶な戦いをくり広げる「金髪の美女」「ユダヤのランプ」の二編を収録。 中学生から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
41
ルパン対ホームズ(アルセーヌ・ルパン全集②)「金髪の美女」「ユダヤのランプ」の二編が収録。ルブランが書いているので、ホームズとワトソンが本家とはかなり雰囲気が違うのは仕方ないですよねぇ…。でもちょっとワトソンの描かれかたは酷いですよね(。>д<)。「ユダヤのランプ」はルパンの怪盗としての魅力もですが、推理ものとしても読みどころありの作品です。2021/09/26
tokkun1002
27
ルパン2作目。1906-1908年。連作短編で構成された中編2作品。既に世界的に有名であったイギリスのホームズをドイル現役中にフランス人のルブランが敵として起用。夢の対決は強行された。結果は良い対決。前作からのルパンの秘密が次々に明かされる。準備や仕掛けそして仲間たちが見えてくるのがイイ。何でもありではない。「とんでもないもの」も盗んでるし。ダーティーなホームズは反感を買い、揉めてしまうがそれも当然だ。《フランス》2013/08/14
ミカヅキカゲリ
5
最初のところでルパンがホームズを翻弄するところなんか、最高に面白い。オートレック男爵邸にホームズとワトソンが閉じ込められる件とか。 それにしても、クロティルド・デタンジュは影が薄い。アリス・ドマンと較べるとよく判る。2011/11/02
クランチ
4
まさに作者の遊び心が詰まったパスティーシュ。ホームズファンとしてはホームズがきりきり舞いさせられるところはハラハラしたが、最後にきっちり逆転してくれたところに拍手。それなのにガニマールが・・・。嗚呼!警部は永遠に怪盗に勝てない運命なんでしょうか。2012/07/29
訪問者
3
かわいそうに、ワトスンが徹底的にコケにされているぞ。何気なく読んでいたが、第二話「ユダヤのランプ」の意外な犯人には驚いた。2016/08/23