リンカン―アメリカを変えた大統領

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  • サイズ A5判/ページ数 237p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784038141508
  • NDC分類 K289
  • Cコード C0098

出版社内容情報

アメリカンドリームを体現した大統領の苦悩と栄光の生涯。新しい視点でリンカンの実像に迫る。   中学生から

内容説明

丸太小屋からホワイトハウスへというアメリカン・ドリームを体現した大統領の努力と栄光そして苦悩。アメリカの変革の歴史を重ねあわせ、豊富な写真・図版で構成。ニューベリー賞受賞の決定版。

目次

第1章 なぞの人、リンカン
第2章 開拓地の少年
第3章 法律を学び、政治の世界へ
第4章 奴隷制度を半ばみとめ、半ばみとめず
第5章 黒人奴隷に自由を!
第6章 このひさんな戦い
第7章 ホワイトハウスでだれか死んだのかね?
リンカン年譜

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

井月 奎(いづき けい)

34
民主主義は知と和を尊ぶ人に合う思想で、リンカーンはそれを礎にしてアメリカを分裂から救い、奴隷制度を放棄して人道的な法治国家としての国を創り上げました。そしてそれは同時に民主主義それ自体を守り抜くことでもあったのです。多大な犠牲が国家、そして彼自身にも降りかかり暗殺もされてしまいます。しかし彼の思想や信念は滅することはありません。民主主義よりも永く生き続けるはずです。私が読んだ数冊のリンカーン伝記では白眉の本でした。愛と信念を持ち行動を続ければ、ゆっくりでも続ければ人はどこにでも行けるのではないでしょうか。2016/06/04

ジュンジュン

11
分類は児童書になるため、豊富な図版と平易な文章だけど、簡にして要を得る内容。人間リンカンを描くので大統領以前が充実している。大統領を務めた四年間の写真がある(203,204p)。ページを捲ると現われる1865年のやつれた顔に彼の苦悩が如何ほどだったかを伝えている。2025/03/29

ささ

4
恥ずかしながら無知なので、リンカンに対する知識はほとんどありませんでした。同じニューベリー賞の「奴隷とは」だったと思うけど、当時の黒人たちが「リンカンだって結局俺たちのことを考えてくれちゃいないのさ」といっていたという逸話がとても印象に残ったくらいでした。 続き https://kodomonohonnnomori.hatenablog.com/entry/2019/03/08/080413?_ga=2.261229519.356306301.1551954302-121216518.15412876222019/03/08

おかぴー

4
人民の人民による人民のための政治。あまりに有名なこの言葉を残したのは、極貧の丸太小屋からホワイトハウスに入り奴隷解放をしたリンカーン。 リンカーンの魅力は、何度失敗しても立ち上がる強さと国民を想う優しさだ。 南北戦争の時、戦況が悪く、5年間で見違えるほど疲れ果てていた。一年毎にシワが刻まれていく写真を見て胸が締め付けられた。 そんな状況でも、日中は毎日、戦争にさいなまれる国民の話を聞き、彼らに冗談や面白い話をしてリラックスさせていた。戦争で戦った相手にも手を差し伸べた。 身をもって平和を体現した大統領だ。2017/11/09

アスタラビスタ

2
さすがに色々な賞を受賞しているだけあって、いい内容の本でした。リンカンって偉人といわれるがただただ善い人だったのだろうか?とよく知らなかったのだけれど、リンカンもやはり人間であること、しかもかなり個性的な、苦労づくしの人生を自分の力で生きた人であること、困難な状況下で自分で考えて、最善の決定を下す決断が出来た人だということがよくのみこめた。最後の五年間の写真のやつれようが全てを物語っている気がした。歴史の知識で欠けていた重大な部分が補えた気がする。

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