Kノベルス<br> 幸せな家族―そしてその頃はやった唄

Kノベルス
幸せな家族―そしてその頃はやった唄

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  • サイズ B6判/ページ数 378p/高さ 18X12cm
  • 商品コード 9784037903305
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

内容説明

有名なカメラマンが、密室のスタジオで死んでいた。次いで長男が、にぎやかなパーティーの準備の中で死んだ。事故か、殺人か。カメラマンの家に泊まりこんでいた撮影スタッフの一人が、容疑者としてあがってくる。が、ベテラン刑事には、もうひとつ納得できない。そして、夏、炎のようなカンナの花の下で、心を病んだ優しい母親が死んでいた。〈幸せな家族〉の謎の死は続く。長編ミステー小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そうたそ

10
★★☆☆☆ 最近復刊された作品。〈幸せな家族〉のコマーシャルキャンペーンに選ばれた一家が、不気味な唄の歌詞の通りに次々と死んでいくという、当時ジュブナイルとして刊行されたことを疑ってしまう程のトラウマものの内容。とはいっても、大人が読むとこんなものか、という内容ではある。ミステリとして特段引き込まれるというほどのものはなかった。だが、子どもの頃に何も知らずにこれを読んだとしたらどうだっただろう。さぞかし震えながら読んだことと思う。2024/12/09

barabara

6
現在の私なら、犯人は冒頭で分かる。しかし、はるかかなた昔の小学生だった私がこれを読んだら、かなりのインパクトでしばらく放心してたかも。昔は今と違って平和だったから。2012/08/31

やませい

6
小学校の頃図書室で読んで忘れられなかった本をようやく再読。購入しようとしても絶版だったので図書館で借りる。弟より姉が一番怖い。今の時代読んでもすごく面白い本だと思う。2011/11/08

shun

4
幸せな家族としてCMに選ばれた家族が唄の歌詞に沿って次々死んでいくというストーリー。犯人が最初の方で想像できるけど、テンポ良く進む流れと先の気になる展開で最後まで一気に読めて楽しめた。児童文学という括りみたいだけど、子供の頃にこれを読んだらかなり印象に残りそう…。2024/02/06

流音

4
「幸せな家族」としてCMに起用されることによって起こった悲劇。もしくは偶然がもたらした惨劇。「覇王記」という詩集も読んでみたくなった。でも児童書にしてはどうなのかとも思うけど、今はマンガとかでもっとエグいのもあるもんなぁ。2012/01/20

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