出版社内容情報
超能力がパワーアップした千里たちの前にあらわれた、猫のような青い目のふたご。おとなたちを巻きこみ、神社をゆるがす夜がくる!例大祭に青い光があらわれたあと、子どもたちの超能力は格段にアップした。しかし、それでも友清が残した手紙を読みとくことができない数斗は、なやんだすえにある提案をするが……?
猫のような青い目をもつふたごがあらわれ、かつてない恐怖を感じた千里は、神社のしきたりにかかわる大きな決意をする。
ついに、おとなたちも巻きこんで、神社をゆるがす夜がくる!
佐藤多佳子[サトウタカコ]
著・文・その他
内容説明
例大祭に青い光があらわれたあと、子どもたちの超能力は格段にアップした。それでも友清の手紙を読みとくことができない数斗は、なやんだすえに、ある提案をするが…?なぞの青い目のふたごが白烏神社に襲来し、星司の身に危険がせまった。かつてない恐怖を感じた千里は、大きな決断をする。小学校高学年から。
著者等紹介
佐藤多佳子[サトウタカコ]
1962年東京都生まれ。1989年「サマータイム」でMOE童話大賞を受賞してデビュー。『イグアナくんのおじゃまな毎日』で産経児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞、路傍の石文学賞を受賞。『一瞬の風になれ』で本屋大賞と吉川英治文学新人賞を、『聖夜』で小学館児童出版文化賞を、『明るい夜に出かけて』で山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
94
物語がぐぐっと動いた5巻。子ども達の覚悟も固まってきた感じ。だけど、ああまたこんなところで次巻へ続く…。佐藤さん殺生です。せめてもう少し早めに続きを出してください。2018/11/01
ゆみねこ
84
前作から少し間が空きましたが、読みはじめると一気に引き込まれました。白烏神社に迫る不穏な青い目のふたご。問題は子供たちだけで止めておくことが難しくなり、大人たちを巻き込んで行くことに。新たなステージに向かう千里、直ぐにでも続きが読みたくなりました。2018/07/20
ままこ
83
前作から時間が経っていてうろ覚え。徐々に設定を思い出しながら読み進めていく。不穏な存在が現れ怒涛の展開。何が正しくて何が正しくないのか。守る為に意を決して行動に出た千里達。ドキドキするラスト。続きが気になるので今度は内容を忘れない内に早く本を出して欲しい。2018/07/19
Ikutan
67
ついにリサンダール星人と思われる双子が登場!子どもたちだけでは難しくなった事態の進展に大人たちも巻き込まれていくことに。前作から間が開いているので、忘れているところもありましたが、キャラ設定が分かりやすいので、読んでいるうちにどんどん思い出せますね。との子どもたちにも愛着がわいてきましたよ。一生懸命なスート、好きだなあ。礼生もなかなかいいやつだ。彼らの超能力には磨きがかかり、テレパシーで繋がりも強く。ますますの成長が楽しみ。白烏神社の秘密も早く知りたーい。佐藤さん続きを早くお願いします!2018/07/27
itica(アイコン変えました)
57
4巻を読んでから、もう2年半も経ってしまったんだなぁ、としみじみ思いながら読んだ。6人の子供たちに宿った不思議な能力(それも確実に進化している)と、白烏神社を創建した森崎古丹について、もう子供たちだけの秘密にしておけないほど大きな問題になっている。神社に近づく青い目の双子の危険な気配や、偶然見つけた古文書の解読には、大人でさえもドキドキさせられる。いよいよ物語は佳境を迎えようとしている。知りたいことは山ほどある。次を待つしかないのだと思うと歯がゆいなぁ。 2018/07/04