出版社内容情報
政治が腐敗していた宋朝徽宗帝の頃。様々な階級・職業の男たち108人が梁山泊に集まり、一大反乱軍となるまでを描く。
内容説明
北宋皇帝徽宗の時代、腐敗した政治下、役人、近衛兵、豪族、ならず者、こそどろなど、中国のさまざまな場所からさまざまな境遇の者たち一〇八人が梁山泊に集まってきた…。小学校高学年から。
著者等紹介
渡辺仙州[ワタナベセンシュウ]
1975年、東京に生まれる。小中学生時代を北京ですごす。同志社大学大学院工学研究科を経て、京都大学大学院工学研究科博士後期課程満期退学。日本地下水学会会員。現在中国河南省在住。河南農業大学で日本語教師を勤めている
佐竹美保[サタケミホ]
1957年、富山県に生まれる。デザイン科を卒業後、上京。SFファンタジーの分野で多数の作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Ernest
4
歌舞伎版も観たし、ゲームもやらなきゃいけないから原作に手を出すか、と思ったんだが…。乱暴な人いすぎじゃない?喧嘩っ早すぎるよ、と思って全く惹かれなかった。老人を担いで歩く挿絵にはグッときた。昔から年老いた三國連太郎を若者が背負う図などにグッときてしまう。まずはこれより前の入門書から入ってみよう。2025/04/20
雀
2
★★★☆☆☆ ……108人は多過ぎる。今年読んだ本350冊目。鑑賞メーター、今日も相変わらず検索機能が死んだまま。2017/08/01
いつまで
1
創作物語。宋江、魯智深、李逵、林冲、史進、武松、高俅などは存在感が強い印象を受けた。蘊蓄としては、金瓶梅は武松の兄である武大と、西門慶・潘金蓮を抜き出してクローズアップした話なのだという。この水滸伝は、「替天行道」の分かりやすい方針をテーマにしていることが世に広く受け入れられた理由ではないかと思う。現在も汚職に勤しむ「鼠輩」が少なくないが、せめて「一度罪を犯したら以後は出馬しない」でいただきたいものだ。その位の恥はあってもいいと思います。2020/07/08