内容説明
「官渡大戦、諸葛孔明登場、そして赤壁のたたかい」朝廷崩壊のあとの混乱のなか、曹操は天下統一にむけて独走態勢にはいる。それを阻止する袁紹軍。揚州の孫策も地の利をいかして力をつけていた。いっぽう劉備は荊州の劉表のもとに身を寄せ、不遇をかこっていたが、隆中に若き賢人・諸葛孔明の存在を知り、三顧の礼をもって孔明をむかえる…。
著者等紹介
渡辺仙州[ワタナベセンシュウ]
1975年、東京に生まれる。1983年から1991年まで北京に住む。その後、同志社国際高校、同志社大学工学部電気工学科、同大学院工学研究科数理環境科学専攻を経て、京都大学大学院工学研究科博士後期課程に在学
佐竹美保[サタケミホ]
1957年、富山県に生まれる。デザイン科を卒業後、上京。SFファンタジーの分野で多数の作品を手がける
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感想・レビュー
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ナイスネイチャ
143
図書館本。今回は赤壁の戦いまで孔明の活躍ぶりが殆どでした。あとがきで三国志演義と正史の違いが書かれており、十万本の矢、赤壁の戦いの違いなどなかなか面白かったですね。2015/08/15
かおりんご
21
児童書。やっと諸葛亮孔明が登場!映画だと、ムロツヨシがやっていたからオジサンのイメージだったけれど、実際は劉備よりも、20歳も下だったのね。ビックリです。劉備は強いイメージがあったけれど、孔明が軍師になるまで、負けることもあったのですね。赤壁の戦いまでなので、続きを頑張って読みます。2021/01/15
海猫
17
登場人物ががんがん増え人間関係が錯綜し謀略は入り乱れる。そこに人物イラストや図表が挿入されるおかげできっちり頭を整理できた。その上やはり個々のエピソードは抜群に面白いから物語に没入しまくり。特に後半の赤壁の戦いを中心とした展開は描きようがコンパクトながらも堂々たる筆致で読み応えあり。2014/02/14
baba
16
苦戦続きの劉備にいよいよ軍師諸葛孔明が登場、三国志の見せ場の一つ、赤壁の戦いがある。それにしても関羽はできた、凄い人で敵対する曹操も欲しがる人物。こんな人が現代もいたら良いな。今更ながら挿絵が上橋さんの旅人シリーズの佐竹さんと気づき、次への期待がさらに深まる。2015/03/25
pandakopanda
14
図書館本。2巻は関羽の仁義、10万本の矢、赤壁の戦いなど見所満載で、面白くなってきました。そしてあの有名な軍師、諸葛亮孔明が登場!妖術まで使えるなんて強すぎでしょ。次はいよいよ魏・呉・蜀ができてくるのかな。楽しみ。2015/10/02