いまにヘレンがくる

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  • サイズ 46判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784037280208
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

郊外の古い教会へ引っ越してきたモリーとマイケル、そして再婚した父親の連れ子ヘザーの3人きょうだいの物語。ヘザーはあらたに家族となったふたりのきょうだいをまったく受けいれず、それどころか、まるで2人がヘザーをいじめているかのように振るまう。そんなヘザーにお手あげのモリーだが、あるときヘザーが教会の墓地で恍惚状態でだれかと話しているのを目撃する。以来モリーは、ヘザーが墓地にいるなにものかに異常に執着していることに気づき、疎んじられながらもそれを突き止めようと危険な状況に足を踏み入れていく。ヘザーが秘めていたものとは......。


【編集者より】::::::::::::::::::::::::::::::::
読むたびにラストで涙がにじむ、すぐれたお話です。家族、トラウマ、愛、成長など、多くのテーマを含んでいる物語ではありますが、決してそれを「現代的テーマ」として前面に出すことはせず、あくまで「話がおもしろい」ゴースト・ストーリーとして書かれています。テーマより、ストーリー・テリングが優先されているのです。
またせまい人間関係のみで進行していくにもかかわらず、各人物の造形がしっかりとしていることで、話に奥深さを感じさせることに成功しています。各人物の性格、バックグラウンドに奥行きがある。だから全体にも作為的でない、自然な話になっています。
アメリカ人作者メアリー・ダウニング・ハーンの初期の傑作で、彼女はその後、ホラーを中心に30作以上の作品を書いています。
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内容説明

母親の再婚で、教会だった家へと引っ越してきたモリーと弟のマイケル。しかし、あらたに妹となったヘザーは、二人をまったく受けいれようとしない。そんなあるとき、姉のモリーはヘザーが墓地の幽霊ヘレンに身をゆだねようとしていることに気づき、恐怖を感じながらも、妹を救おうと危険な状況に足を踏み入れていく。全米で三十五年以上読みつがれる感動のゴースト・ストーリー、初邦訳。小学校高学年から。

著者等紹介

ハーン,メアリー・ダウニング[ハーン,メアリーダウニング] [Hahn,Mary Downing]
1937年アメリカ生まれ。メリーランド大学卒業後、小学校の美術教師や図書館員をへて、41歳のときに“The Sara Summer”で作家デビュー。著書は30冊以上。2010年に“Closed for the Season”でエドガー賞(児童図書部門)受賞。邦訳作品に『時間だよ、アンドルー』(徳間書店)、『深く、暗く、冷たい場所』(評論社)など。本作“Wait Till Helen Comes”は1986年にアメリカで刊行されて以来、全米の多くの州で児童書の賞を受賞、35年以上にわたって読みつがれ、映画やグラフィックノベルにもなっている

もりうちすみこ[モリウチスミコ]
福岡県生まれ。九州大学教育学部卒業。訳書『ホリス・ウッズの絵』(さ・え・ら書房)が産経児童出版文化賞に、訳書『真実の裏側』(めるくまーる)が同賞推薦図書に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

88
児童書。ゴーストホラー。Wait Till Helen Comes▽モリ―とマイケルの母親はヘザーの父親と再婚した。教会跡を購入し田舎へ越してきたモリ―は、ますますヘザーの我儘に振り回される。7歳のヘザーは3歳の時に母を火事で亡くし悪夢にうなされる繊細な子どもだった。モリ―は義姉として子守を任せられるがヘザーはいうことをきかない。ヘザーは教会の裏手にあった墓に眠るヘレンの幽霊に魅入られてしまう。迫りくるヘレンの影にモリ―は怯える▽アメリカンホラー。原作は全米で35年以上読み継がれた名作ホラーだそうです2024/01/07

藤月はな(灯れ松明の火)

54
親の都合で田舎に引っ越したモリー達。彼女の悩みは新しく、できた妹のヘザーが懐かずに敵対する事だ。誰も手伝わない妹の世話など、圧し掛かる負担へのストレスを溜めるモリーだが、墓場でヘザーが誰かと話しているのを聞いてしまう。そこには誰もいない筈なのに・・・。正統派ゴーストストーリーです。でも一番の問題は、モリーに負担を掛けるだけの両親のネグレクトっぷりじゃない?特に家を荒らされた後、一緒に連れていくでもなく、信頼できる大人に託す訳でもなく、両親が子供達を置いて遠くの街へ出かけたという記述が信じられなかった。2024/02/25

mocha

54
感動のゴーストストーリーという触れこみだけど、私はあまり好きになれなかった。妹ヘザーの悪意、娘に責任を負わせる母、実子の言葉しか信じない義父、姉の言葉を真面目に聞かない弟。そして何より、ひどい目にあわされながらも最後までヘザーを救おうとするモリーの気持ちに寄り添えない。今ならもうひとひねりあるところだろうが、35年前の米作品なので「最後に愛は勝つ」でOKなのだ。2024/01/28

帽子を編みます

52
読んだ本に出てきた本です。「いまにヘレンがくるからね」のキメゼリフが気になって読みました。ゴーストものとのことですが、私には問題のある子どもものにしか思えません。問題のある子をどう育てるか。母の死、火事、再婚によるステップファミリー、これだけの要素があってカウンセリングなりを受けないなんて父デイブ、ダメでしょう。子どもの心を開く方法、専門家はかなりいろいろな手段を持って適したものを使います。悩める方はぜひ相談して欲しいものです。あといきなり引っ越してお姉さんだからと下の子の押しつけるのは絶対ダメですよ。2024/02/24

harutamano

15
怖いタイトルが気になって読んでみたけど怖かったよう。悪い子だけど許してねという親視点からするといったん持ち帰らせてください案件なんだけど、子どもからの願いというか祈りというか。そうありたいよな。と。マイケルがよかった2024/03/15

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