出版社内容情報
母と義父から逃げるトレジャーを、自分の家の屋根裏にかくまうインディア。それが、やがて大きな波紋をひきおこしていく。イギリスのベストセラー作家が描く、家族と友情の物語。
内容説明
「ここにかくれてればいいのよ。秘密の屋根裏部屋よ。ほらね、アンネ・フランクみたいに。」母と義理の父からにげるトレジャーを自分の家の屋根裏にかくまうインディア。それがやがて大きな波紋をひきおこしていく…。数々の文学賞に輝くイギリスのベストセラー作家ジャクリーン・ウィルソンがえがく、家族と友情の物語。小学上級から。
著者等紹介
ウィルソン,ジャクリーン[ウィルソン,ジャクリーン][Wilson,Jacqueline]
1945年イギリスのバース生まれ。ジャーナリストを経て作家に。イギリスで最も人気のある作家のひとり。邦訳作品に『バイバイわたしのおうち』(チルドレンズ・ブック賞・産経児童出版文化賞)、『ふたごのルビーとガーネット』(スマーティーズ賞ほか)、『マイ・ベスト・フレンド』『タトゥー・ママ』(ガーディアン賞)(以上偕成社刊)など多数
シャラット,ニック[シャラット,ニック][Sharratt,Nick]
1962年イギリスのロンドン生まれ。美術学校を卒業後、雑誌や児童書のイラストレーターとして活躍している
小竹由美子[コタケユミコ]
1954年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
piece land
2
子供の心がよく書けている。 大人も自分勝手だけれど、いろいろつらい。2014/04/20
Tomio
1
トレジャーのおばあちゃんが愛情深くて本当に良かった。 インディアにもそういう存在があったらいいのに、とほろほろとした気持ちで終始。 (インディアのお母さんは、お母さんなりの愛情を示そうとはしてたのかもしれない。それを素直に受け止めるには、インディアは賢く感受性が強すぎた) 悲しい事だけど、親になりきれない大人がいるのが現実だ。2020/08/17
月水 ゆき
1
気分が重くなる。やや現実的すぎて嫌な感じ。2006/03/29
ヴェルナーの日記
1
ウィルソンの作品は、どれも期待を裏切らない。本作も例外ではなく、全く境遇の違う主人公2人の女の子(インディア&トレジャー)が、奇跡的に出会い、親友になるまでの話。特徴的なのは、2人とも日記をつけていて、交互に日記を書く彼女らの主観的視点から描かれていること。よって初めはダブルプロットになっているが、やがて1つに繋がっていくという技法が駆使されている。2人の共通項は、親友が欲しいだけだが、話しが進むにつれて、お互いの思いが意外な形で実現していくという物語性がたっぷりと盛り込まれた俊逸というべき作品である。2013/09/22
チクタク
1
面白かったけど、後半駆け足だったのが勿体無い。2013/04/26
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- 和書
- 死と乙女 岩波文庫