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出版社内容情報
催眠術で学校全体をマインドコントロールする校長と、そのたくらみを阻止しようとする6人の少年少女の物語。 小学校高学年から
内容説明
(この学校、なにかがおかしい。)ダイナは、転校第一日目、校長室で奇妙な体験をする。黒ずくめの校長先生が、黒いめがねをゆっくりとはずし、話しはじめた。「きみはとてもつかれている。手足をほとんど動かせない…」そう、この学校では、校長のおそろしい計画が進行中だったのだ。
著者等紹介
飯田貴子[ハンダタカコ]
画家。1961年横浜市に生まれる。女子美術大学芸術学部卒業。イラストレーターとして、雑誌・広告・本のさし絵などで活躍中。さし絵に〈トムとリズの事件ノート〉シリーズ、『屋根にのるレーナ』(ともに偕成社)『リトルスター英会話辞典』(小学館)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
14
メインはこの謎めいた校長の陰謀を暴くSPLATのメンバー達の活躍を描くが、同い年の女の子ダイナの出現に戦々恐々のロイド、兄に同調するハービー、自分の才能を隠す事が処世術だと割り切っているダイナ達3人のぶつかりあいが、この途方もない陰謀に向かって、やがて和解に向かってゆく過程も、並行して描かれる。 校長先生の野望達成の方法として利用される、学校対抗クイズ・ショウの馬鹿馬鹿しさにはに、それを止める方法の馬鹿馬鹿しさに、大いに笑うも良し。でも、ちょっと聞いてみて。 校門から一歩入れば、学校の中は治外法権。2002/04/28
timeturner
5
子供向けと高をくくっていたけど、かなり怖い。こういうやり方でないにしても、集団を意のままに操って怖ろしい結果を引き起こした例は過去にいくらでもあるから余計に。2016/08/13
そら@真面目にダイエット中
3
再読。2022/05/29
ちゃんちー
2
校長先生の思いのままに動く子どもたち。なんとも不気味な学校だ。わたしたち大人は、ちっとも言うことを聞かない子どもたちに、静かに!とか、きちんとしなさい!とか言っちゃうけど、「無秩序さ」こそが子どものあるべき姿なんだね。2017/07/18
火星人碧
1
何気なく手に取ってみた。ちょっと怖いような話かなと思った。子供はどんな話が好きなんだろうと考えた。読んでみると、ことのほか面白かった。ダイナが転校してきた学校は、おかしなところだった。誰も笑わず、おしゃべりをせず、行儀がいい。判で押したように同じことを繰り返してしゃべる。さながらロボットの集団である。だいな7は一緒に暮らすことになったロイド、ハービーと数人の子供たちとともに、学校の秘密に迫ってゆく・・・。子供向けだけれど、構成も展開も本格的でたのしませる。2020/10/28
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