出版社内容情報
消息不明の父から、奇妙な招待状が届いたという依頼人がホームズを訪れる。インド王族の秘宝を巡る謎にいどむ名探偵ホームズ。 小学校高学年から
内容説明
ホームズのもとに若く美しい依頼人が訪れた。インドの連隊から帰国したまま消息を断っている彼女の父親から奇妙な招待状が届いたとのこと。手紙をたよりにその帰還少佐をたずねたとき彼はすでに他殺体となっていた。インド王族の秘宝をめぐる謎にいどむ名探偵。小学上級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆき
3
この事件については事件そのものよりも最初のホームズが注射器で腕に打ってるシーンだけやたらと覚えてまして、内容全然覚えてなかった!!!こんなのでしたねー。そういえば(笑)2014/01/13
ダリア
2
以前、他の人のレビューでこの本をロマンス小説と書いてあった。読み直してその折は、うんうん確かにロマンス小説だ、と思ったが。今回、読み直してみるとそこまでもないかなーと思う。ロマンス小説といえば”ワトスン夫人と~”の方が同じ事件を扱っていて、よりロマンスよりなので、印象が変わってしまったのかもしれない。長編の中では二作目だが、この本ではホームズの悪癖が冒頭と結末にある。今のご時世では煙草も非難を受けそうだが、薬に関しては問題だろうと思う。 2017/10/06
かなで
2
緋色よりもこっちの方が読みやすかったです。推理小説っていうより冒険小説って言ったほうがいい気もしますが・・・!でもわくわくして面白かったです。2011/04/01
みーたろう
1
緋色の研究ほどではないが、おもしろい作品だった。ドラマとか他の小説とかでホームズがコカイン中毒だという話を聞いたことがあったが、本当だったんだね。びっくり。テムズ川の追走劇はハラハラドキドキする場面だが、今となっては様々な作品で似たようなシーンがある。この作品が元だったと思うと、やはりコナン・ドイルはすごい。ワトソン君がメアリーと結ばれるのは喜ばしいが、あの宝箱の中身がなくなっていたのは残念。2024/04/29
うぐいす
1
出だしでクスリを打つのは衝撃を受けた。ホームズが犯人の逃走経路で悩んだところもハラハラして面白かった。そして変装の名人なことも追加されましたね。ワトソンにもばれないなんてすごい。最後に犯人を追いつめるシーンはカーチェイスならぬボートチェイス?迫力がある書き方が好きですね。犯人も自分の宝石を取られまいと抵抗するところも人間らしく好きです。好きなところが多いなw2012/06/10