出版社内容情報
英語教師苦沙弥先生の家に迷いこんだ名もない猫〈我輩〉は,人間たちの奇妙な言動をつぶさに観察する。漱石を世に知らしめた傑作。 小学校高学年から
内容説明
「吾輩は猫である。名前はまだない。…」この書き出しではじまる夏目漱石の処女作は発表されるや大評判となった。一匹の飼い猫の目をとおして人間社会を風刺的に描き現代まで読みつがれている名作。(上・下2巻)小学上級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ここぽぽ
18
くわしい語注があり、難しい語も読みやすかった。我輩の風刺の効いた観察眼が、ユーモラス。細君と主人の鼻毛をネタに会話するところや、細君の禿を話題にする二人の距離感が面白い。夏目漱石は引き出しが多くて、博識だと思った。下巻にチャレンジ。2024/06/06
万次郎
3
今までなんだかんだで、結局キチンと読んでなかった。上巻を読んだ段階では、「こんな話だったのか?」というのが感想。文学作品というよりも、普通の町内で小さな事件が起って…という感じの娯楽作品かなぁ。時代のせいか、時間の進みもゆっくりだ。/ある大学教授が「連載当時は大人気で、皆読んでいたから、今の中高生にも是非読んで欲しい」と言っていたが、若者が読んでもつまらんだろうなぁ。ある程度人生経験を積んだ中高年じゃないと楽しめないんじゃないかなぁ。/私は、猫のボヤキには笑わせて頂きました。2012/09/18
ながゐ
2
夏目漱石にはまったきっかけの本!あの友達のキャラが大好きです2010/10/01
てり
1
初読。こんなに長い話だとは思ってなくて手に取った時はびっくりした。上巻では特に奇異な展開は無かったが、このまま下巻までこの調子だとダレちゃうだろうなと心配しつつ、下巻へ。2018/09/30
銀筆
1
★★★★☆2012/12/13