出版社内容情報
アメリカの街の片すみでやさしい母としあわせに暮らしていたセドリックが,イギリスの大貴族のたった一人の孫だったとは 新完訳。 小学校高学年から
内容説明
最愛の母とはなればなれになり祖父ドリンコート伯爵とくらすことになった少年セドリック。地上に舞いおりた天使のようなセドリックの愛らしい姿はかたくなな老伯爵の気持ちをしだいにあたたかくかえていくのだが…。読みつがれてきた“世界の名作”を完訳でおくります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
57
絵が好き(* ̄∇ ̄*)
kagetrasama-aoi(葵・橘)
13
色んな訳者さんで読み比べをついしてしまう、子供の頃からのお気に入りの作品の一つ。この版は”完訳”ということで、読み応えありました。ハッピーエンド過ぎ!という意見もあるみたいだけど、後書で紹介されているバーネット女史の言葉に大賛成です。「すべての人生には実際に、目を見張る程の幸福が数多くあるのですから。この世が悲しみの世界に過ぎないなどと言う考えは、忌まわしいものです。」心が洗われる素敵な作品です。2018/04/19
瀧ながれ
10
バーネットの作品はどれも好きですが、『小公子』がいちばん好きです。セドリックの手放しの明るさが、気難しいおじいちゃんの心まで変えてしまう、ちょっと出来すぎのハッピーエンドが気持ちいいです♪2013/09/16
えみ
3
小公女を読んで感動した私に母が勧めてくれた。 アメリカで育った少年セドリックは実はイギリスの伯爵の孫だった。伯爵は跡取りはセドリックだけなので伯爵家に迎えると言うのだ。 セドリックの父と母は身分の違いから結婚に反対されていたので駆け落ちをしたが父は早くに亡くなっていた。伯爵はセドリックの母を嫌いセドリックと別々に暮らさせたりしたがセドリックの無邪気な明るさ、優しさに触れ次第に心を開いていく。 人とまっすぐに向き合う大切さを学んだ。
サチ
3
訳者が違ったり出版社が違ったり装丁が変わったりするたびに追いかけて読んでしまう作品のひとつ。バーネットの「小公子」「小公女」「秘密の花園」は私の鉄板。3作合わせてどれほど読み込んだか分からない。