出版社内容情報
この5人ででられる最後の試合だ、
できるだけのことをしたい。
前、前へ!
中学進学を目前に、最後の試合にむけて練習する成美たち。はじめて団体戦のメンバー5人そろっての試合だが、うち4人は6年生。春から道場には、5年生の浩次郎ひとりになってしまう。
父の赴任先の爆弾騒ぎ、亡くなった浩次郎の兄のこと、さまざまな出来事に触れながら、成美はトーナメント戦にのぞむ。
相手にむかいあうこと、自分にむかいあうことを描く
剣道小説第5弾!
今回のテーマは「残心」、全身全霊で打ちこんだあと、自然に残るものです。剣道を始め、これまでと違う自分に出会った成美が、何を残すのかを描きます。
【目次】