出版社内容情報
カトマンズの東、バネパという街にアヌスカは暮らしています。両親の営む洋品店のまわりを、今日も弟や友だちとかけまわります。
内容説明
ネパールの首都、カトマンズから東に30km。たくさんのお店がならぶバネパという街にアヌスカはくらしています。両親のいとなむ洋品店のまわりがアヌスカの遊び場。今日も弟や友だちとかけまわります。将来、ともだちになるかもしれないだれかの毎日。世界36か国で写真家が撮りおろした、「世界のともだち」シリーズ!小学校中学年から。
著者等紹介
公文健太郎[クモンケンタロウ]
1981年生まれ。1999年から、ネパールを舞台にドキュメンタリー写真を撮り続け、写真集やエッセイ、写真展などで発表。また、近年は世界各地にテーマを持ち、作品づくりを続けている。2012年、日本写真協会新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
82
ネパールの首都カトマンズから30キロ東へ行った所にあるバネパに住む女の子アヌスカ7才を通して、ネパールの生活を見て行く設定になっています。アヌスカの学校生活、家庭で両親と弟の生活、母の実家での祖母との生活など。アヌスカ家の飲料水は、町から30分歩いた所の湧水を並んで毎朝一家で水を汲みに出かけます。それは、共同の水道から出る水が人が増えたことにより、水がでなかったり、濁っていたりするからです。エベレストの麓の湧水は、冷たくて美味しいだろうと…飲んでみたいです。字の大きさは…中。★★★☆☆2021/08/31
ゆみきーにゃ
82
7歳、アヌスカ。宗教が根付いているお国柄が良くわかります。一人で洋服店の店番が出来たり両親のお手伝いをしたりと立派。子どもは何でもオモチャにしてしまうところは世界共通。2021/05/11
モリー
73
カメラで撮りたくなる顔があることは否定できません。大勢人々にカメラを向けた時、この人を撮りたいと思わせるの要素とは何でしょう。以前、カレー屋に家族で食事に行った際、その店で働く若いネパール人女性を娘がみて言いました。「あんな美しい人、初めて見た。瞳がきれいだな~!」と。カメラを向けたくなるのはその人の瞳に宿る美に惹かれるからなのかもしれません。最近、ネパール人とお話をする機会があったので、ネパールのことをもっと知りたくて手に取ったのですが、結果として人物の写真に興味が広がりました。2021/06/13
猫
11
図書館本。いろんな国の子供たち(ともだち)の生活を覗いてみよう、なシリーズのネパール編。7歳のアヌスカ、大人っぽい!水道から水が出なかったり濁っていたりするために朝5時に30分歩いて水汲みに行かなければならなかったり、夜は毎日のように停電したりと大変なことも多いけど、生き生きとした写真がたくさんだった。学校では昼寝の時間があるそうで、でも机に伏して寝るそうで、子供だから出来る技だよねぇ。2018/05/20
ツキノ
8
7歳のアヌスカ。お父さんが営む洋品店で値段の付け方がおもしろい。仕入れ値+200ルピーは高く買ってくれそうな人、そうでない人には+100ルピーとな。ネパールでは鳩は神様のつかいと信じられているそうです。2014/09/02