出版社内容情報
アリサとニシダくんは似た者同士。だから、離れていても気持ちがわかる。小学生だけど変わり者のアリサとニシダくんの冬・春・夏・秋の四編の物語。
内容説明
いつもいつもいっしょにいることだけがともだちじゃない。たとえ、とおくにいたって、あえなくたって、ニシダくんとアリサはへいき。かわりもの同志の冬・春・夏・秋四編の物語。小学上級から。
著者等紹介
大島真寿美[オオシママスミ]
1962年愛知県名古屋市に生まれる。「春の手品師」で文学界新人賞受賞。すばる文学賞最終選考に残った『宙の家』が単行本デビュー
細川貂々[ホソカワテンテン]
まんが家兼イラストレーター。セツ・モードセミナー卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
45
小学生のアリサは、ニシダ君が気になってしょうがない。二人だけの、少し不思議な関係。シュールな感じの物語でした。好みが分かれると思います。でも二人がお互いに分かりあえているのがいいですね。そこはちょっと羨ましい。細川貂々さんのイラストが可愛らしくて作品に良くあっています。2015/12/21
おれんじぺこ♪(16年生)
15
小学生のアリサちゃん、ニシダくんふたりのお話。子供の感性っていいなぁ♪ ワタシは子供の頃、引っ越しの経験がなかったから、「転校生」になりたかったなぁってこと、おもいだした(笑)2013/04/18
波音。なりたい自分になる!髪色明るくしました^^
6
表紙に惹かれて 読み始めました。ちょっと変わったニシダくんが気になるゴジョウガワラさん。4つのお話は四季に連動していて、冬から始まり、金色の季節で終わります。2人の距離が縮まって、この先が楽しみだと思ったところでの意外な結末。続編出ないかなぁ。私、小学生は3校経験してるから、ゴジョウガワラさんの気持ちが分かっちゃって、寂しかったなぁ。2013/09/15
memo
5
「かわりもの同志」と書かれているけれど、私はいたって「普通」の小学生に思えた。言うなら「今どき」ではない、という感じかな。大人の事情に振り回されながらも、マイペースに歩む二人にほっこりしました。2011/02/01
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
5
「かわりもの」同士のニシダくんとアリサの冬・春・夏・秋を描いた4つの物語。「恋」と呼べるような甘い関係ではないけれど、ほのぼのとした二人の関係が私は好きです。★★★★2010/02/04