サブキャラたちのグリム童話

個数:

サブキャラたちのグリム童話

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年07月11日 02時04分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 127p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784036432103
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

「だいたいだね、昔話なんてもんは、人が語りついでこそ、まともにつたわっていくもんだ。 本なんかにしちまったら、ろくなことになりゃしねえ。」
オーストリアのウィーンにあるシュテファン大聖堂前の広場で、仮装行列を見学していたわたしにこう話したのは、かつて「ブレーメンの音楽隊」のどろぼうだったと名乗る男、アンドレ・トーアでした。それから立て続けに、昔の軍隊の制服を着た青年と、いかにも童話から出てきたというようなかっこうの老婆がやってきて、それぞれ「白雪姫」と「靴屋の小人」の話をしていったのです……。
この本は、わたしが聞いた、その三つのふしぎな話を日本語になおしたものです。

物語の脇役、サブキャラたちが語る、あっとおどろくうちあけ話を3編収録した短編集第2弾。

内容説明

『白雪姫』として語りつがれるあの話の最大のうそは、七人の小人だ。脇役たちが語る、グリム童話のもうひとつの顔。

著者等紹介

斉藤洋[サイトウヒロシ]
東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞を受賞

広瀬弦[ヒロセゲン]
東京都生まれ。絵本・挿し絵などで個性豊かな作品を発表している。「かばのなんでもや」シリーズでサンケイ児童出版文化賞推薦、『空へつづく神話』で産経児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ままこ

87
裏側が見えるもうひとつのグリム童話。「昔話は人が語りついでこそ、まともに伝わっていくもんだ」が持論のピエロが語り手『ブレーメンの音楽隊』。皇太子妃親衛隊隊長が語り手で奔放な『白雪姫』斉藤さんらしいダークな不思議さありでサスペンスタッチに仕上がっている。おばあさんが語り手の『靴屋の小人』おじいさんとおばあさんのそれぞれスタンスが良いな。温かい読後感でラスト一文にはしんみり。2020/06/04

☆よいこ

75
児童書。大人も楽しめる。[ブレーメンの音楽隊]ロバたちに脅かされたどろぼうの一人が語り手。元どろぼうの家で楽しく暮らしました~は現実的ではない。[白雪姫]姫の親衛隊長が語り手。白雪姫を森の中で何年も匿ったのは小人ではなく、少年親衛隊だった。亡命までに森の中で成長した白雪姫のたくましいコト。[靴屋の小人]靴屋の主人の奥さんが語り手。子供も独立し靴職人としての意欲を失っていた靴屋の主人は、小人の作る素晴らしい靴に触発される。再び靴作りに情熱を燃やすようになった主人に喜ぶ奥さん。▽面白かった。白雪姫の話がいい。2020/06/25

うまる

34
童話のサブキャラが語る裏話。『ブレーメンの音楽隊』『白雪姫』『靴屋の小人』の3話。白雪姫以外はちょっとマイナーな気がするけど、元の話を知っていれば結構面白いです。どの話も物語より現実味があって、しっくりくる話になっています。実際起きた出来事を文字にした事によって、事実と若干異なる話が伝わってしまったので、真実を教えるよって感じで始まるんですが、文字より口承の方がいい加減じゃないかなぁ。その前提はちょっと納得できなかったですが、物語を違う角度から見るのが楽しかったです。2020/09/30

ヒラP@ehon.gohon

34
三編のグリム童話について、脇役登場者が「事実」を語っています。 「靴屋の小人」で靴屋の奥さんが語った他は、脇役過ぎて童話の本筋との距離感がありすぎる感じ、知ってしまうと物語そのものの面白味に影響してしまう感じがして、どうでも良いように思ってしまいました。 童話は、理屈では考えられないところも含めて童話なのだと思いました。 「本当は怖いグリム童話」的な解釈話の方が着いていけるような気がしました。2020/09/16

りょうみや

30
「サブキャラたちの日本昔話」に続けて読む。総じて低学年には難しい印象。童話のファンタジックな面を残しつつ、登場人物の現実思考のバランスが相変わらず良い。この「サブキャラたち」シリーズはぜひまた続きを出してほしい。2020/07/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14945854
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品