内容説明
昨日までなにもなかったはずのところにあらわれた、不思議な建物。そこには、世界中の家の情報をすべて持つという、風変わりな博士が待っていた。博士の手にかかると、住まいになんの関係もないはずの悩みに、意外な解決策がみえてくる―。小学校高学年から。
著者等紹介
稲葉なおと[イナバナオト]
東京工業大学建築学科卒業。一般建築士。建築プロデューサーとしてビル、マンションを数多く企画した後、短編旅行記集『まだ見ぬホテルへ』(日本経済新聞社)を刊行。以後、名建築ホテルを題材に、旅行記、小説、写真集を発表しつづけている。長編旅行記『遠い宮殿―幻のホテルへ』(新潮社)でJTB紀行文学大賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
13
再読。絵は大野八生さん。2020/04/26
ガリレオ
7
サンタは苗字だと言うことにおどろいた。しかも漢字で書くと○○!! ぼくもスペシャルドアシールが欲しい。貼ると家が広く感じる大発明☆うちは5人家族だけど、家が狭いから。お母さんもスペシャルドアシールを欲しがっていた(°▽°)2015/11/21
はゆ
4
建築を愛する人が書いたんだな〜と思える本。3番目の照明に関しては、私は現実を見たくないから洗面所の電気はあんまり明るすぎないほうが好き。厚化粧気をつけなければ!2016/07/25
影法師
2
子供がいるなら、読ませても大丈夫そうな本。ただし、漢字や言葉の使い方で、何歳向けに書かれたのかは分かりにくいか。2016/05/16
なつ
2
大学の図書館を漁っていて出会った本。著者が建築プロデューサーであると知り、住宅に関する専門知識をどう児童文学に昇華させるのかと期待して読んだ。住宅を大切に使うことから始まり、使ったものはしっかり元に戻すこと、建具や照明の効果的な作り方まで、建築計画の目線を取り入れつつ住宅に興味を持つきっかけになるよう物語が描かれている。概ねやりたいことは成功しているのだけど、全体的にへたうま感を狙いすぎていてそこは気になった。この本が大学にある意義にも疑問を感じた。2015/12/11