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内容説明
豊かな森にかこまれて自然とともに生きるブータンの人びと。主都ティンプーに住んでいる11才のティンレイはとてもおちついた礼儀正しい少年だ。龍の国といわれるブータンはいま少しずつ近代化にむけて歩みはじめている。彼らの手で未来のブータンは拓かれていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
itokake
11
ブータンの少年ティンレイ(11歳)のお話。ブータンでは弓が人気。ティンレイが弓を引く写真がとても凛々しい。ブータンについて知らないことばかりだった。1971年まで鎖国、インターネットとテレビは1999年に解禁。チベット仏教ドゥック派が生活の中心の国。子が生まれるとお坊さんが命名し、男の兄弟のうち1人は出家する。父は出勤前、自宅の仏間(ブータンの家庭には必ずある)で1時間も五体投地。額に祈りあざができ、これがあると尊敬をうける。世界で一番辛い料理はブータン料理で、トウガラシは調味料でなく食材。食べてみたい。2022/03/10
書の旅人
10
豊かな森に囲まれ、自然と共にある国に暮らすティンレイ。国は近代化へと進んでいるが、これまで培ってきた大切なものを、いつまでも保ち続けてほしいなァ。ゆっくりとした時が流れるブータンに生きる少年の顔は、とても穏やかだ…。2017/02/19
pocco@灯れ松明の火
10
ブータンの子(ティンレイ)の一日を写真で見る。2年掛けて布を織る母。朝1時間礼拝する父。雨降りでも傘無しで弓の試合を楽しむ人々。>>国民総幸福理念の高いブータン。何処がどの様に幸せなのか? 日本人と、食事も衣装も顔もこんなに似ているのに。幸せの本質や頑張り所を見失っているのは日本なのだろう。2011/11/28
のん@絵本童話専門
0
ブータンの都市部の子。鎖国が解かれたばかりとあるが、2015年に出版された農村部の子(世界のともだちシリーズ)とあまり生活レベルに差がないことに逆に驚いた。それほど近代化が侵食していないのかも知れない。ラマ教の伝統が随所から感じられる。教育制度が始まって20年、まだ色々と整っていない。また農家の子は家事手伝いで通えず、就学率は低いのだそう。2024/01/23
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