出版社内容情報
杏珠がひっこしてきた屋敷には家訓がある。転校先で出会った変人・陸は、それが「八犬伝」で有名な大名、里見家の家宝に関係しているというが……。
内容説明
杏珠がひっこしてきた古いお屋敷には、家訓がある。ひとつ。菊を植えるべからず。ふたつ。日光に行くべからず。みっつ。家宝を売るべからず。でも、その家宝がなんなのかは、だれも知らないらしい。そんなとき出会った陸と、杏珠は、家宝についてしらべてみることに…!めざすは、「八犬伝」で有名な里見家の家宝!?かみあわないふたりは、お宝をみつけだせるのか?小学校高学年から。
著者等紹介
小森香折[コモリカオリ]
東京都に生まれる。『ニコルの塔』でちゅうでん児童文学賞大賞、新美南吉児童文学賞を受賞
染谷みのる[ソメヤミノル]
奈良県に生まれる。イラストレーター、漫画家。書籍の装画や挿絵、雑誌での漫画執筆を中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かな
29
里見八犬伝で有名な里見家。実在の歴史に基づく部分とフィクションの部分がうまく融合してて、興味深く読めた。児童書にしては少し難しいような感じもしましたが。ただ時代は前後するけど、どうせなら里見八犬伝も絡めてくれればよかったかなぁとも思った。シリーズ化しているらしいので、続編も読んでみたいです。2023/06/24
バニラ風味
18
突然、家という遺産をもらうことになり、千葉に引っ越してきた母娘。家をもらうにあたっての家訓があり、その中に家宝を大切にという文がありました。家宝とは何か?おしゃればかりが気になるアンと、男の子みたいな陸は、反発しながらもいいコンビに。里見八犬伝にまつわるお話、面白かったです。昔の人の想いがわかった瞬間って感動。2018/07/03
深青
16
お家に伝わる家宝を探るうちに、家や地域の歴史を紐解いていく事になって…歴史ミステリーだけど、ちょっとしたファンタジーでもありました。正反対の性格の二人が反発しあいながらも、真実に近づいていく様子が好きです。離れれば良いじゃん!なんて簡単に思っちゃいますが、良いコンビなんだと思います(笑)将来、親友と呼べる存在になるんじゃないか?2015/02/24
Norico
13
読む本がなくて行った図書館で発見。歴史探偵、って言葉にやられます。男の子みたいで物知りな陸と、茅ヶ崎から引っ越してきたおしゃれにしか興味ないアンが、里見家のお宝を探す。結構面白かったので、続きも読んでみよう2019/10/13
海戸 波斗
5
おもしろい!サクサク読めちゃう。嘘ですよ作り話ですよ。がよく分かって最高。もっと読みたいなぁ。小森香折さん読み物ありがとう。2018/04/08
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