出版社内容情報
何者かの呪詛により眠りから覚めない紅子。善福書店の店主、二ツ頭善二が紅子のかわりに銭天堂を切り盛りすることになるのだが……。
内容説明
紅子に何が!?「銭天堂」続編「吉凶通り」。紅子の前に新たに登場した、「善福書店」の店主・二ツ頭善二。これまでの手ごわい相手とはちがって、一見、善意の人である彼は、敵なのか味方なのか?
著者等紹介
廣嶋玲子[ヒロシマレイコ]
神奈川県生まれ。『水妖の森』(岩崎書店)でジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』(小峰書店)で、うつのみやこども賞受賞
jyajya[ジャジャ]
福岡県生まれ。2011年にフリーデザイナーとして独立。イラスト制作などを中心に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小梅さん。
10
眠りからさめなくなってしまった紅子。 前回の、あの衝撃からあんなことに。 善二が臨時店主として名乗りをあげるとは。 で、いい人なのに、色々あたふたしてるのがなんともw やってきた幸運のお客様に何を勧めるか、も新米店主には難しいようで、でも、本来のお店との併せ技も使って頑張っている。 今回、最後にやってきたあれは、本当にとんでもないけど、結果、事態が進んだともいえるか。 とはいえ、あいつは一体誰なんだ。 気になって仕方がないよー。続き、早く読ませてー。2025/04/19
coldsurgeon
8
孫娘に渡す本。彼女の好きなシリーズ。眠り姫のように、呪詛により意識不明となった紅子さんの代わりの代理店主の活躍がメインの物語。人の心のあり方をしっかり見つめる流れが、いつもほほえましい。子供は、何を感じ取ってくれるだろうか。不思議な駄菓子を、いつか手にすることがあるかもしれないよ、と言い聞かせているけれど。2025/04/12
ひろんこ
5
紅子さん…あなたは一体、何者? てか呪詛をかけたのはかいちさんじゃなかった。また女の人が敵なのか…本当に面白いな。早く続きが読みたい。2025/04/13