出版社内容情報
何者かの呪詛により眠りから覚めない紅子。善福書店の店主、二ツ頭善二が紅子のかわりに銭天堂を切り盛りすることになるのだが……。
内容説明
紅子に何が!?「銭天堂」続編「吉凶通り」。紅子の前に新たに登場した、「善福書店」の店主・二ツ頭善二。これまでの手ごわい相手とはちがって、一見、善意の人である彼は、敵なのか味方なのか?
著者等紹介
廣嶋玲子[ヒロシマレイコ]
神奈川県生まれ。『水妖の森』(岩崎書店)でジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』(小峰書店)で、うつのみやこども賞受賞
jyajya[ジャジャ]
福岡県生まれ。2011年にフリーデザイナーとして独立。イラスト制作などを中心に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nyah
33
呪詛により眠りから紅子は目覚めない。善福書店の店主、二ツ頭善二は兄禍一なら解呪できるかもしれないと兄を呼び寄せるために紅子の代理店主として銭天堂を開く事にしたのだが‥。上手く勧められないし、「幸せのお客様」がすぐに再来店したり、「幸せのお客様」じゃない 人まで店に辿り着いてしまったりと、紅子がいないと守護が弱まってしまうようす。銭天堂のお菓子では上手く行かない事も、善福書店の本でカバーしてました。紅子を狙ったのは誰だろう。2025/07/06
hirune
32
今回はずっと寝っぱなしの紅子さん。これまで最大のピンチですね😱そこで善福堂の善二さんが臨時店主に。本当にこの災いは善二の兄の仕業なのか?なんか胡散臭いと思ってた善二は本当に良い人みたいだし、善福堂の本はとっても役立つ物らしい?そしてまたもや謎の強敵が現れる予感がして次の巻が待たれます😄2025/06/27
み
18
ドキドキの展開でした。最後の手は誰のモノ??きな臭いです。2025/06/20
カール
18
呪いによって目が覚めない紅子さん。自分のせいだと思い、銭天堂の臨時店主になった善二。招き猫さん達と協力して紅子さんの留守を守ろうと奔走。紅子さんに呪いをかけたのは善二の兄の禍一ではなかった。それじゃあ、誰が。新しいシリーズも面白くなりそうです。2025/05/21
小梅さん。
17
眠りからさめなくなってしまった紅子。 前回の、あの衝撃からあんなことに。 善二が臨時店主として名乗りをあげるとは。 で、いい人なのに、色々あたふたしてるのがなんともw やってきた幸運のお客様に何を勧めるか、も新米店主には難しいようで、でも、本来のお店との併せ技も使って頑張っている。 今回、最後にやってきたあれは、本当にとんでもないけど、結果、事態が進んだともいえるか。 とはいえ、あいつは一体誰なんだ。 気になって仕方がないよー。続き、早く読ませてー。2025/04/19