出版社内容情報
不気味な少女よどみが「たたりめ堂」をオープン。悪意のこもった菓子で紅子の客を奪う。菓子勝負の軍配は、どちらの店にあがるのか? 全6話。
内容説明
その駄菓子屋にライバル店、あらわる。紅子からよどみへ…。菓子の勝負はうらみっこなしでおねがいしとうごさんす。小学校中学年から。
著者等紹介
廣嶋玲子[ヒロシマレイコ]
神奈川県生まれ。『水妖の森』で、ジュニア冒険小説大賞受賞
jyajya[JYAJYA]
福岡県生まれ。モバイル事業を中心とした会社で、アプリ制作、コンテンツ制作、サイト運営に携わる。2011年にフリーデザイナーとして独立。現在は、イラスト制作などで、活躍の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
158
第4作目です。やはり悪い強敵がいないと面白くないのかもしれません。「たたりめ堂」などという面白いキャラクターで興味が尽きないです。私は子供用だけど何か、悪魔やルシファーたちの感覚があるような気がしています。それを日本の子供用に焼き直しているような感じです。第5作も早く読みたいと思っています。2016/03/27
mariya926
144
今回は心の色々な感情と関係のあるお話が多かったです。やっぱり人間はきたない気持ちになることもあり、その感情に取り憑かれてしまうこともありますが、きれいな感情も持っていて他の人を助けたら効果がなくなるのを知っていても助けるストーリーが多かったです。私だったらどんなお菓子が差し出されるんだろう?と思いつつ読みました。最後に勝負にこだわるのはまだまだ若いからって、なるほどーと思いました。2021/06/01
OSOGON15
93
お菓子を買った人の運命を変える駄菓子屋「銭天堂」。第4弾は、紅子さんをライバル視している「たたりめ堂」のよどみが本格的に始動。悪意のこもった菓子で紅子さんの客を奪う。菓子勝負の軍配があがるのは、「銭天堂」か「たたりめ堂」か…? 紅子さんが言うように勝ち負けじゃないと思うんだけどね。今回は個人的には「虹色水あめ」が好きでした。次回も楽しみです。2024/03/26
AKIKO-WILL
88
3巻から登場していた「たたりめどう」のよどみ。可愛らしい女の子だけど、不吉な瞳としわがれた声で銭天堂のお客さんを横取りしようとしていましたが4巻ではよどみのあげるお菓子がメチャクチャ怖いです。紅子さんがクジを引き、その小銭を持っている人に好きなお菓子をあげていたワケは?紅子さんは、お金は欲だけど、使い方によって幸運にするのか?不運するのか?を見てみたいと。人の生きざまをみたいという紅子さんもある意味怖い。2016/07/21
おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…
86
82/100点 シリーズ4作目。"たたり目堂"のよどみさんが登場して来てから、少し物語の構成が変わって来ましたね。"銭天堂"の商品の出番が少なくなったようで残念です。今回は「ゴブリンチョコエッグ」と「虹色水あめ」が良かったかな。ゴブリンチョコエッグの使い方は、上手いなぁと感心しました。よどみさんは次作でもまだまだ登場して来そうですね。2018/04/04