内容説明
ヒトは、二本足で立って、歩いたり、走ったりします。そして、自由になった手で、絵を描いたり、料理をつくったり、機械を組み立てたりします。みなさんは、「そんなこと、あったりまえじゃないか!」っていうかもしれませんね。いえいえ、そうではありません。二本足で立って歩くことのなかに、ヒトの体のすごい秘密―否!すべての謎と秘密が隠されている、といってもよいのです。では、さっそく、その謎と秘密を探りに出発しましょう!小学中級から。
目次
ヒトだけができるもの―直立姿勢と直立二足歩行
あし―足、下腿、大腿、下肢
動物を分類する
どうして動物は、動きまわるのか?
魚類の泳ぎ方
ヒレからてあしへ―両生類と爬虫類の歩き方
翼と四足歩行―鳥類と哺乳類の移動運動
サルからヒトへの道を歩く
直立するヒトの体
細いくび・太いくび
大きな骨盤
丸いお尻と、平らな背中
ヒトの足あとのひみつ
足のなかにはバネがある
ヒトは立って歩く
著者等紹介
香原志勢[コウハラユキナリ]
1928年東京都生まれ。東京大学理学部人類学科卒業。信州大学医学部助教授を経て、立教大学教授、帝塚山学院大学教授。現在、立教大学名誉教授。日本顔学会前会長。人類学・人類行動学を専攻し、長年、人体と文化の関係について研究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。