- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
広島の町が原爆に焼かれてから10年もすぎて、とつぜん折り鶴の少女・佐々木禎子さんが原爆症でなくなりました。禎子さんの、けなげな病気とのたたかいと、クラスメートたちのあたたかい友情が、日本全国に感動の輪をひろげ、ついに広島の平和記念公園に〈原爆の子の像〉が建てられました。この像は今も、平和への祈りをこめて日本各地から、いや、世界の国々から送られてくる折り鶴で、美しくかざられています。
目次
第1章 おそろしい悪魔
第2章 悲しみのはじまり
第3章 病院での日々
第4章 原爆の子の像
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chimako
82
2歳で被爆し12歳でその生涯を閉じた佐々木禎子さん。平和記念公園にたつ「原爆の子の像」のモデル。原爆投下当日の街の様子や、原爆病といわれた白血病と戦う姿がわかりやすく、読みやすく書かれている。初版は1988年。どの学校でもこの10年全く貸出がない。絶版で買い直すことも出来ない。実際に起こったことをどのように伝えていけば良いのか。社会科の教科書だけでは伝えきれない、教えきれないことが多すぎる。原爆の子の像に吊るされた鐘は湯川秀樹博士の寄贈。「地に空に平和」の文字が刻まれる。戦争と平和について考える機会。2016/05/30
雨巫女。@新潮部
4
《私‐図書館》禎子ちゃんが、何をしたんでしょう。読んでいてつらかった。2011/08/19
ちこり〜た
2
【-点】小学校の図書室で読んだ時はこんなに泣いた覚えがないんだけどな。まだ10歳になるかならないかで、よくわかってなかったんだろうな。平和資料館にある禎子さんの年表の前で涙を堪える日が来るとはそのときの私は夢にも思うまい。学級文庫には必ず原爆や戦争を題材にしたものがあったアラフィフですらよくわからなかったんだから、息子がいまいち遠い目をしたのも責められまい。2016/07/31
ちは
0
読んでいてすごく悲しくなった。2012/07/31