出版社内容情報
学校ではおちこぼれのアントーンに、ある日突然テレビの中からおじさんが話しかけてきた。ユーモラスでちょっとコワイ物語。 小学校中学年から
内容説明
こんなことって、あるのかな。テレビのリモコンをおしたら、画面におじさんがでてきて、「ぼくと話したくなったら、青いボタンをおすんだよ。」っていうんだ。学校ではおちこぼれ、家では両親がけんかばかり。悩みはいっぱいあるけど、おじさんはいつでも話をきいて、なぐさめてくれる。オーストリアの人気作家のユーモラスで、ちょっとこわいお話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
36
夫婦喧嘩が絶えない両親と共に暮らすアントーン。学校の友達も少なく孤独だったが、ある時、リモコンの青ボタンを押したらテレビにおじさんが現れ、おじさんと関わるうちに日々楽しく過ごせるように。でも最後はまさかの出来事に。あれで良かったのだろうけれど、現実社会で起きたら大騒動だ。2023/06/01
ヒラP@ehon.gohon
13
テレビの中に住むおじさんという設定が面白いと思いました。夫婦喧嘩が絶えず離婚の危機にある両親、上手くいかない学校生活と友だち付き合いに嫌気のさしたアントーンを助けてくれるおじさんが物語をとても人情的にしています。 行き場をなくしたおばあちゃんとアントーンに準備されたラストシーンには拍手です。2018/09/04
timeturner
3
えー? えーっ? えーっ?! そりゃあ、この作者は一筋縄ではいかない人だと知ってはいたけど、読み手の斜め上どころか背後に回って膝の裏を押すみたいなこの「かっくん」感はすごい。2015/06/19
モリヤス
1
児童文学でこの結末!衝撃でした。長男もラストにビックリしながらも、「この話すげえ!」と大興奮。個人的には大好きです。2015/06/22
shimon
1
なんとも後味の悪い。2008/12/04