出版社内容情報
小さなカフェを舞台にくり広げられた、オムニバス形式の美しいドラマ。ニューベリー賞作家が紡ぎ出す魔法の世界。 小学校高学年から
内容説明
―やがてヴァン・ゴッホ・カフェという名の、ふしぎなカフェがあるといううわさが広がります。まるで夢のような、ミステリーのような、すばらしい油絵のようなカフェがあるといううわさです。ニューベリー賞作家が紡ぎだした魔法の世界。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
❁かな❁
156
お気に入りさん達の感想から気になり読んでみました♪昔、劇場だった建物のかたすみにある『ヴァン・ゴッホ・カフェ』。魔法が壁にしみこんでいる不思議なカフェで小さな奇跡、優しい魔法が起こります!7編の短編集。いろんな不思議な出来事がたくさんありますが、クララやマークが魔法が起こるのを信じているので私も読みながら魔法が起こるのを楽しみに待っていました♪このカフェでは「おかえり、ここはきみの家」と音楽が流れていて、皆、本当に優しい気持ちになり、くつろぐことができる素敵な場所。ほっこり幸せな読後感♡優しいおとぎ話★2015/02/04
masa@レビューお休み中
101
ヴァン・ゴッホ・カフェは、魔法がかかった不思議なカフェ。何が起こってもおかしくない。だから、みんな何が起こっても驚きはしない。むかし劇場だった建物に染みこんだ魔法は今なお健在で、ふとしたきっかけで、その魔法が発動するのです。あるときは、オポッサムが突然木からさかさまにぶら下がって現れたり、またあるときは稲光が原因で火をかけなくてもホカホカ湯気のたつスープができあがったりと、あり得ないような不思議な現象が次から次へと起こります。少し考えさせられるけど…最後には、ほっこり笑顔になることができる物語ですね。2013/04/05
はる
99
ヴァン・ゴッホ・カフェという名の、ふしぎなカフェ。そこにいけば、誰もが優しい気持ちになる、夢のようなカフェ。優しい世界です。一つ一つの言葉をゆったりと楽しみました。次はどんな魔法だろうとワクワクしながら。「魔法のマフィン」「スター」が好み。飾って置きたくなるようなささめや ゆきさんの装画もおしゃれ。2019/06/12
ふう
98
再読。読み終えた本の半分ほどは図書館に引き取ってもらいます。いつかもう一度読もうと思った本は手元に。好きなこの本もちゃんと残してありました。何度読んでも心地よく、こんなお店に行ってゆっくりコーヒーを飲みたいと思いました。カフェでの不思議なできごと、魔法は、きっとやさしい気持ちが起こすものですね。静かに見守るやさしさ。悲しみにそっとよりそうやさしさ。魔法を信じるやさしさ。2020/01/11
星落秋風五丈原
94
表紙の絵の上半分に原文が、下半分にはコップやポットが置かれている。 最近壁に英文が書かれているカフェを見かけた。見ように よってはこの表紙、カフェの内部を書いているように見える。 表紙をめくるとあなたはもうカフェの中、なんて。子供達が、眼を輝かせて聞き入る様子が見えるよう。 そして、こう思うかも。「大きくなったら、ヴァン・ゴッホ・カフェを探しに行こう。」 一つ一つのエピソードが、どれも心暖まる話だが老スターの訪ねてくる話が特に良かった。2005/05/02
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