内容説明
おじさんは、じぶんの右手にワニの目を、左手にりんごをかき、これはワニが守っていたりんごをおじさんがぬすみに行ったところだと話した。ところがそれがほんとうになった。
著者等紹介
岡田淳[オカダジュン]
1947年、兵庫県に生まれる。神戸大学教育学部美術科卒業後、図工専任教師として小学校に38年間勤務。その間から斬新なファンタジーの手法で独特の世界を描く。『放課後の時間割』(日本児童文学者協会新人賞)『学校ウサギをつかまえろ』(同協会賞)『雨やどりはすべり台の下で』(サンケイ児童出版文化賞)『扉のむこうの物語』(赤い鳥文学賞)「こそあどの森」シリーズ(野間児童文芸賞)など受賞作も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あおい
11
夏休みにおばあちゃんの家に来た季夫といとこの理子。妻を亡くしたおじさんを元気付ける為、手に描いた絵で物語を作る…おじさんの心を癒す優しい着地点はさすが岡田淳さん。2022/04/30
tellme0112
5
大人視点があるのが新鮮。ほろ苦さがある。あとがきのエッセイが良い。子どもにも読ませたい。2017/12/21
バジルの葉っぱ
2
手に絵の具でかいた人やワニやリンゴの木で、みたて遊びをしているうちにその世界に入りこんでいく…。そんな遊びに熱中していた頃の忘れていた感覚を思い出させてくれた。幼い子は本当にこんな感じに、現実の世界と空想の世界の垣根がひくいのだろうな…。2011/11/03
雪待
1
淡い思い・想いをいやらしくなく描けるのが凄い。2019/02/26
たまき
1
なんで岡田淳なのに学校じゃないの!2016/11/13
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- 和書
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