出版社内容情報
バレエ音楽「白鳥の湖」特に有名。19世紀、西洋的な伝統ロシア古典主義音楽を完成させた作曲家、チャイコフスキーの生涯を描く伝記。 小学校高学年から
目次
故郷をはなれて
官吏への道
ロシア音楽協会
ペテルブルグ音楽院
モスクワへ
交響曲第一番
恋におちて
転機
家庭へのあこがれ
フォン・メック夫人との出会い〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
還暦院erk
6
図書館本。某オケで『交響曲5番』や『白鳥の湖』を練習するので、作曲者の生涯をちゃんと知っておかなくては、と思って手に取った。即読了。小中学生向けの伝記全集のうちの1冊だからか、全体にわかりやすかった。でも結婚の破綻の話や同性愛説、突然の発病と死の謎など、かなり細かく記してあって驚いた。アントニーナとのエピソードは随分気の毒な展開だったなぁ。2016/02/29
日向夏
4
図書館の子ども向けコーナーで発見。大好きなチャイコフスキーの生涯を把握するのには充分な情報量。150年近くあとになっても、たくさんの感動する音楽を残してくれたチャイコフスキーと、彼を支えてくれた周囲の人々への感謝の念に堪えません。2017/04/29
Tomoka
2
予想以上に入り込んで読めた。簡潔にまとまった伝記。イリヤ・レーピンの絵画などを通して当時のロシアのイメージを示してくれるのもよかった。チャイコフスキーの肖像画や写真、手紙も多く掲載されていて、人物をイメージしやすかった。50代の写真が有名だが若い頃もイケメン。初めて生きているうちに世界的に人気になった作曲家。それにしては最期はやはりとても悲しい。でもそれがなければ彼の音楽に深みは出なかっただろう。2018/03/12
Andy
2
ショパンと並んでもっとも尊敬する作曲家、チャイコフスキー。小学生向けの本だったが、チャイコフスキーが同性愛者であった事実にもきちんと触れ、その生涯と功績を余すところなく伝える内容である。いつかエフゲニー・オネーギンをオペラで鑑賞してみたい。2014/05/31
しるべ
1
児童書ということもあって読みやすかった。 客観的で分かりやすく、写真が多くてイメージしやすい。 この1冊を小論文の課題にしようかな。2024/10/08