出版社内容情報
物体の運動・音や光・宇宙の構造まで幅広く研究し、地動説を唱え裁判で迫害されながらも、真理を追究した偉大な科学者。 小学校高学年から
内容説明
16・17世紀イタリアの科学者ガリレオの研究分野は、物の運動から宇宙の構造まで、とても幅広いものでした。彼は真理の追究に喜びを見いだし、その時代に信じられていたことのまちがいをつぎつぎと証明しました。そして、当時の世の中を支配していたカトリック教会の教えに反対して、地球は宇宙の中心であり、その回りを太陽がまわっているという“天動説”を否定し、地球が太陽の回りをまわっているのだと“地動説”を支持したのです。そのためにガリレオは、おそろしい宗教裁判にかけられ、異端の罪で有罪とされてしまいます。しかし、ガリレオは屈することなく、科学を信じ、研究をつづけ、その科学的な方法は、のちの時代の世界じゅうの科学者に大きな影響をあたえたのです。
目次
宗教裁判
『天文対話』
闘い
反権力的な考え
学生時代の終わり
ピサふたたび
斜面の実験
時間の測定
加速
弾道学
砲丸
超新星
望遠鏡
かがやかしい幸運
ねたみ
迫害
有罪宣告
生きつづける
最後の日々
ガリレオ・ガリレイの遺産〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
46
ガリレオガリレイは何した人だっけ?多分、「それでも地球は回ってる」って言った人だっけ?と言う程度だったので読みました。法廷中の絵画が写真のようで素晴らしく「口げんか屋」だった一面も人間味があり成る程、と思う。2016/12/14
ツキノ
5
このシリーズの「ヘレン・ケラー」が素晴らしくよかったので読んでみた。図版、写真多数でいろいろな角度から描いているのがいい。2013/04/25
ゆう
1
ガリレオはその時代の常識に疑問を持ち、自分を信じ通してすごいと思った。その時代の間違いに気づくのもすごいし、時代に抗うのも本当にすごい。2018/10/06
ass386
0
この人は、真理のためなら突き進んでいく人なんだと思った。2017/12/25
こじりん
0
宗教対科学、従来から信じられていたアリストテレスの説を、ガリレイ自身の実験結果から証明していき、覆して行った。それがその後ニュートンへと伝承されていくことが良く理解できた。2017/06/13
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