出版社内容情報
生後9か月で、見る事も聞く事も話す事もできなくなったヘレン。重い障害を克服し、人々に愛と希望を与えた生涯を追う。 小学校高学年から
内容説明
ヘレン・ケラーは、1880年アメリカ南部のタスカンビアという小さな町で、元気に生まれました。しかし、生後19か月の時、突然おそろしい病気におそわれ、見ることも聞くこともできなくなってしまいました―。まったく音のない暗闇の孤独な世界です。アン・サリバンが家庭教師としてやってきて、くる日もくる日も幼いヘレンの手のひらに文字をつづり、ついに、ヘレンと心を通わせ、語り合うことに成功します。その時から、ヘレンとアンのふたりは深く結びつき、お互い離れられない存在となりました。そして、ヘレン・ケラーは、重い障害を乗りこえ、世界中の障害者のためにつくす運動家として活躍、いまも人々に愛と希望を与えつづけているのです。小学校中級から大人まで。
目次
見世物?
運動家
平等
障害をもつ人々
「いちばん元気のいい赤ちゃん」
閉ざされた世界
ミス・サリバン
「わたしの魂の誕生日」
「奇跡」
めざましい成長
発声に挑戦すべきか
ラドクリフ女子大学、そして書くこと
著作家への道
アンの結婚
赤旗
人間優先
平和運動
ポリー・トムソン
恋愛
生活上の問題
「光の天使」
サリバン先生の死
第二次世界大戦
晩年〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りえこ
15
写真がたくさん入っていて、良かった。ヘレンケラーの活動がよくわかりました。2013/12/20
ツキノ
5
ヘレン・ケラー本人のことのみならず、サリバン先生はもちろん、当時の社会的状況、目の不自由な人をとりまく状況なども描かれているところがすごい。人物礼賛だけではない。こういう児童書はいい。2013/04/18
いのちゃん
0
私はこんなに素晴らしい人にはなれないけど、やっぱり私も人のためになりたいって思わせてくれました。私ならではの雰囲気、言葉選びで、一生のうちにできるだけ多くの人に心地良い支援をしていきたい。身体が続く限り、現場にいたい!と、資格の勉強をしている身ながら、そんなふうなことを強く思いました。2018/01/28
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