出版社内容情報
イギリスからインドを独立に導いたガンジーは、現代の聖者だった。非暴力主義で不正を打ち砕き、勝利したその生涯を描く。 小学校高学年から
内容説明
腰布とサンダルしか身につけなかったガンジーは、なぜこのように有名なのでしょうか?職業ももたず、財産とよべるものは、何ひとつもつことがなかったガンジー。しかし、ガンジーが暗殺されたとき、その葬儀には、世界の半数以上の国の代表者たちが参列しました。ガンジーは、イギリスから、その帝国の宝石であったインドを、戦争もなしに手放させ、独立に導いたのです。ガンジーは、現代の聖者でした。その信念のうち、何よりも大切なのは、非暴力主義で、不正とたたかうには暴力を使うほかないのだという迷信をやぶり、不正をうちくだき、勝利をもたらしたのです。小学中級から大人まで。
目次
分水嶺―人生の変わり目
統治されるもの
はじめての抵抗運動
インド国民会議のたてなおし
不服従運動
円卓会議
分割
たったひとりの部隊
最後の断食
インドと世界へのガンジーの贈りもの〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
46
差別や理不尽な法律は現代の日本でもありそうですが、実際に抗議という行動に出ることは避ける人が多そうだ。そういう意味でもガンジーは偉大だと、彼が偉人である所以を学べた。「真理の力」受動的抵抗、無殺生、インド独立を成し遂げた偉業は大きい。塩税法の無視は、笑われそうなアイディアですが、多くの国民を動かした、ネットがない時代によくこんなことができたなと、感心します。2016/12/14
コダマ@ようやっとる!
4
かたつむりの歩み2017/03/17
ume 改め saryo
3
とても読みやすい本だった。ガンジーさんについて知らない事ばかりだった。もっと詳細な本を読みたくなった。「ガンジー入門(笑)」には最適な本だった。 しかし、実在した人物の話とは思えないほどの話だった。【心・技・体】どれも優れていた。苦労を惜しまない。優れた知性で信念を曲げない。真摯にふるまう。何より凄いのが精神的にタフ。 【こういう人が世界を変えるのか!!】感心してしまう。2011/12/24
クラーケン
2
児童図書読みやすくて助かる。しかし、簡易に書きすぎて逆に良くわからないこともあるのだなと思いました。キング牧師を読んだのでその続きで読みました。これほどまでの愛ある精神力の強さは宗教から来るものだた思っていますが、カースト制があるヒンズー教にそのような考え方があるのか知らない。ヒンズー教を知りたくなった。2021/10/21
estarriol
2
偉人伝を初めて読んだ。”ガンジーはインド独立に導いた人”という知識しかなかった。彼がどのような手段でそれを成し遂げたか、またどんな困難を乗り越えて、何とたたかったのか。彼の生き方を通して、真に強い心とは何かが垣間見えるようだった。 今まで世界史もあまり勉強してこなかったにので、”インドの独立がパキスタン、バングラデシュの立国と関係している”なんてことも知らなかったので、いつものジャンルと違う本もいいなと感じた。次はどの偉人伝にしようかな★★★☆2019/09/16
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