まよいこんだ異界の話

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まよいこんだ異界の話

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  • サイズ A5判/ページ数 321p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784035409403
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C8393

内容説明

「ライラック通りの帽子屋」「三日月村の黒猫」ほか、幻の世界を描く長編と中編4編。

著者等紹介

安房直子[アワナオコ]
1943年、東京に生まれる。日本女子大学国文科卒業。在学中より出室静氏に師事、「目白児童文学」「海賊」を中心に、かずかずの美しい物語を発表。「さんしょっ子」第三回日本児童文学者協会新人賞、『北風のわすれたハンカチ』第十九回サンケイ児童出版文化賞推薦、『風と木の歌』第二十二回小学館文学賞、『遠い野ばらの村』第二十回野間児童文芸賞、『山の童話 風のローラースケート』第三回新美南吉児童文学賞、『花豆の煮えるまで―小夜の物語』赤い鳥文学賞特別賞等受賞作多数。1993年永眠
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

248
今回はいつもよりはちょっと長めの作品が4篇。ことに巻頭の「ハンカチの上の花畑」は、中篇サイズ。全体のタイトル通りに、すべて異界へ赴く物語なのだが、その異世界のいずれもが必ずしも薔薇色の楽園というわけではない。たしかにそこは夢幻的な世界なのだが、幾分かの苦味を伴っていたりもする。そして、そのことがかえって異界の存在そのものに強固なリアリティを与えている。「ハンカチの上の花畑」の小人たちの世界、「ライラック通りの帽子屋」の美しくはあるが、自己完結した世界、「丘の上の小さな家」の時空の歪んだ世界、⇒2026/06/03

H2A

21
異界というテーマで中篇を4作収録。どれも初読だった。傑作そろいの巻だと思う。無国籍風な作風に、民話風の素材が一緒になって読者は夢幻の世界に遊ぶことになる。その異界は苦い現実世界の陰画のよう。2017/03/26

うめ

21
あまりにも近くに居て、居ることが当たり前だから、忘れてしまいがちなこと。あなたはわたしの大切な、かけがえのない人。それは親だったり友達だったり、伴侶だったりする。または、自分の良心だったりすることもある。本を読むと、失わずして、喪失の苦しみと後悔を知る事ができ、取り返しが付かなくなる前に、大事な人のありがたさに気が付く事が出来る。本って、物語って素晴らしい。巻末エッセイの、家事に対する考え方が好き。仕事も家事も丁寧に、つまりきちんと生きていくのが好き。人も持ち物も、気にかけ、手をかけ、大事にしていきたい。2015/01/16

木漏れ日の下

18
読友さんのご感想から読んでみたくて図書館から借りてきました。読書が好き児童書も好きだと言いながらまだまだ知らない作家さんも多く、こんなに読み継がれてきた作家さんに出会えたことに感謝。異世界に迷いこんだ不可思議さと話によっては少しの怖さに取り込まれていきました。読みながらどんどん子供時代にかえっていきました。菊のお酒や木漏れ日のレース、なんて素敵!巻末にはエッセイが収録されており、刊行年月を見なければ物語もエッセイもそんな昔のものだとは気づきもしなかったと思います。良いものは残っていくということですね。2017/11/07

mntmt

16
不思議な話が4編。本当に異界の世界に迷い込んだ感じ。安房直子さんのお話をもっと読んでみよう。2015/08/04

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